第1回 情熱の高校数学ライブ選手権 in 七尾



人差し指を立ててUFOと交信するおっさん


2008年7月某日、情熱の温泉メリーゴーラウンド・石川県七尾市にて、 第1回 情熱の高校数学ライブ選手権が開催された。 6月に「青春の高校数学」全3巻の日本国内出版を実現したおっさんも 意気揚々と参加、大健闘を見せた。 記念すべき第1回の会場は、 七尾市が誇る情熱の進学塾 PROGRESS。 それは、「青春の高校数学」国内出版実現の立役者 と言われる伝説の超人クボグレスによって設立された名門塾。 最新のデザインとテクノ ロジー を駆使したその美しい教室内では、朝の3時から早くも7万人もの観客が 選手権の開始を待っていたという。 一方、バージニアからの24時間的センチメンタルジャーニーを経て 列島に流れ着いたおっさんは、近くで水浴びをしていた 怪鳥サンダーバード15号にまたがり、一直線に石川県七尾市へ向かう。 急げとばかりにおっさんはその尻をペンペン叩くが、怪鳥サンダーバード15号はピクリともせず、 余裕の表情で時刻表通りに3時間半で七尾駅に到着。 緊張な面持ちで駅へ降り立ったおっさんは、待ち受けていた超人クボグレスと熱い 握手を交わし、決戦の会場PROGRESSに乗り込んだ。

おっさんの入場にどよめく10万の観衆。 そのあまりのどよめきに 憤ったおっさんと超人クボグレスは、公民館からパイプイスを引っ張り出 すという暴挙に出た。 と、そこへ続々と入場してきた お母さんと8千万人の高校生。 いきなり、おバカな「おっさんプロフィール」 を熱心に眺められ、赤面の苦笑いでヘラヘラ状態に陥るおっさん。 かくして 決戦のゴングが鳴った! カーン!   まずは、「速く走ると雨に濡れにくいのか?」という問題を例に、 数学の役立て方について熱く語る攻撃に出たおっさん。 静かなリアクションで応酬する、お母さんと8千万人の高校生。 続いて「計算機は計算を間違えるか?」という問題を例に、 有理化の応用について語るおっさん。 またもや、 静かなリアクションで応酬する、お母さんと8千万人の高校生。 一進一退の攻防が続き、いよいよ最終ラウンドへ。 時間を気にするおっさんに、超人クボグレスが「時間など気にするな。朝まで語るが良い!」と 言ってうなずくと、おっさんは 最後の切り札「飛行機は飛べない理論」を繰り出すことを決意。 ミシガンの大学院生時代に自らが導き出した、 「足りない揚力の公式」を披露し、飛行機が飛べない理論について 熱く語り始めた。 その衝撃的な結末に動揺するも、お母さんと8千万人の高校生 は最後まで静かなリアクションをキープ。 もはや勝負あったかと思ったその 瞬間、超人クボグレスの質問を皮切りに続々と質問が浴びせられ、 おっさんが息を吹き返した。 「質問が無いなら、勝手にしゃべる!」 と言いながら、自慢のポリエステルシャツ(ダンサブルピンク)をテカテカさせながら 喋り倒すおっさん。 その勢いを持って情熱の握手会を強行。 なんと一人一人「青春の高校数学」に サインをし、粗品的NASAグッズをプレゼントする攻撃に出た! この超お買い得な攻撃で、 お母さんと8千万人の高校生は完全にノックアウト。 おっさんの優勝が確定した!

その夜、おっさんは超人クボグレスと共に、ピチピチの生魚をモグモグしながら、 この記念すべき勝利を祝った。 お泊りは、七尾市が誇るゴールデン劇場な 温泉宿、 和倉温泉 金波荘。 部屋に風呂がついていることに気づかなかったおっさんは、 汗まみれのままバタンキュー。 朝の6時にムクリと起き上がり、すり足ダッシュで大浴場へ向かった。 誰も居ない大浴場を、ニヤニヤしながら縦横無尽に動き回るおっさん。 ロンリー&スマ イリーな大浴場を堪能した後に外へ出ると、 足元に仮面ライダーのような健康器具を発見! 100円を放り込むと激しく動き出す 仮面ライダーのような健康器具と約8分の死闘を繰り広げた。 傷ついた体を引きずって、 露天風呂へ向かうおっさん。 そこで待ち受けていたのは、誰も居ない無人の露天風呂原 人だった! 生まれたままの姿で野ザルのように吠えるおっさん。 止め処なく流れ出す フレッシュ温泉でおっさんに襲い掛かる露天風呂原人。 激しい攻防が繰り広げられる中、 後半37分、おっさんのセクシー丸裸固めが見事に決まり、奇跡の逆転勝利を収めた! 逃げるようにチェックアウトするおっさんは、ロビーで談笑する超人クボグレスと 8千万人の高校生のマザーとバッタリで、アイスコーヒーな乾杯トークソング! マザーからの思わぬフィードバックに、 「語って良かった高校数学ライブ!」と実感したのも束の間、超人クボグレスに つまみ上げられ、羽咋市の 羽咋市宇宙科学博物館へと連れ去られた。 NASAが特別協力しているという博物館に魅了されたおっさんは、さらに売店で NASAでも売っていない日本ならではの宇宙グッズに感激。 売店のおばちゃんと楽しく談 笑するが、ふと気づくと超人クボグレスに抱きかかえられ羽咋海岸を猛ダッシュ!  おっさんの好物である貝類をたらふく食べたと思った次の瞬間には、試合会場の PROGRESSに舞い戻って熱い数学議論を交わしていた。 果たして、飛行機の時間が 迫ってくると、「さらばだ、おっさん。また会おう!」と、超人クボグレスに 放り投げられ、宇宙の彼方へ! このままでは死んでしまう! と、そのとき、 宇宙艦隊ヨメハーンが急接近、おっさんを無事回収。 そのまま地球を7周し、 愛と欲望の町ヨークタウン(バージニア州)へと帰還した。



時差ボケに打ち勝てず、マーカーに変身して 眠り込むおっさん。
(一番右の黒いマーカー)

早朝からおっさんと死闘を繰り広げた
金波 荘の露天風呂原人

早朝からおっさんと熱い8分バトルを繰り広げた
仮面ライダーのような健康器具(金波荘大浴場にて)

NASAで働くオッサンも度肝を抜かれた
羽咋市宇宙科学博物館(NASA特別協力施設)


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