西川氏: 最近どうですか? おっさん: まぁ、ぼちぼちやな。 西川氏: おっさんはお受験についてどう思いますか? おっさん: 何やそれ。 何でも「お」をつけたら 上品になるとか思っとんのか。 西川氏: 「お」を付けると上品になるのは確 かでしょ。 おっさん: アホか、そんなことあるかい! シリーズに「お」を付けたらオシリーズ、 奈良に「お」をつけたらオナラ。 ほれ、逆に下品になってるやないかい! 「お」を付 けたからと言って、上品になるとは限らんのじゃ、ボケ! 西川氏: (ボケって言われても。。。) ま あ、そういう例もあるでしょうが。 おっさん: アホ! 世の中、そんなんばっかりじゃ! 何でも「お」付けたらええと思ってる人間ばっかりや。 アメリカの大統領だってそうや。 「このままでは選挙に負けてし まう! 何かいい方法は無いのか!」となったときに、側近が「日本では言葉の頭にオ を付けると上品になると聞きました。 ここは本名のバマの前にオをつけてオバマにして は如何でしょうか?」と提案し、「それええわ! 日本にはオバマという地名もあるらし いし、日本も応援してくれるかもしれん。 よっしゃ、オバマやオバマ! オーバマ、バ マー、バマー、オバマンガ!」ということで、 オバマ大統領と呼ばれてるわけや。 西川氏: (怒られるで) さあ、それはどう でしょうか。。。 おっさん: 今をときめく民主党の小沢幹事長もそ うやがな。 今は亡き田中角栄が「沢くん、君の名前は何かよくわからんが アメリカザリガニがザワザワしている感じがしないでもない。 政治家になるのであれば、 ここは一つ、おを付けて小沢に変えてはどうか」と提案し、「おっ、とってもお上品じゃ ないですか! わかりました、先生! 僕はアメリカのザリガニにだけはなりたくないので、小沢にさせて頂きます。 オーザワ、ザワ ー、ザワー、ザワマンガ!」ってなことで、小沢になったわけや。 これは政界では有名 な話やで。 西川氏: (何を言うとんねん。知らんでほん ま) おっさん: オートバックスも元々は ートバックスやったのが、「いくらなんでも、−から始まる名前は読みにくかったな。 まし てや賭博のようなイメージを抱かせる危険性がある」「では、オを付けましょう。 とっ てもお上品になりますよ」「おっ、それいいなあ。よし、オートバックスだ! あっ、 オートって車的な意味があるじゃないか! ちょうどいいじゃないか! イエーイ! オートバ、トバー、トバー、オトバクス!」ってなもんや。 西川氏: (もうええわ) なるほど、そうで すね。 世の中何でも「お」を付け過ぎなんですね。 おっさん: その通りや。 これからは「お」を取 り除く時代や。 「お」を取ってこそ真に上品なものになるんや。 お椀も「お」を取っ て、「母ちゃん、僕のワンどこ?」。 OKも「お」を取って、「ケー! みんな盛りがって行 くぜー!」 応援も「お」を取って、「頑張ってください! ウエンしてます!」 レストランでは「シボリでございます。」 オオサンショウウオもただのサンショウウオ や。 そうやって謙虚になることこそが上品なんや。 かっこつけて「お」をつけてるん ちゃうぞ! さあ、みんな「お」を取り除こう! 景気回復はそこから始まるんや! 西川氏: (もういい、もういい) うん、確 かにそうですよね。 謙虚になることは大切ですよね。 いやあ、今日は勉強になりまし た。 おっさん: ふふっ、あんまりそんなん言うなや。 照れるやんけ。 まあ、そういうことで、マエも謙虚に生きていけ! 西川氏: マエ? おっさん: お前ってことやんけ! はっはっはっ は! 西川氏: (アホや) はい、それでは! おっさん: いやあ、またええことをしてしまった ぜ。 参ったなあもう。 はっはっは!
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