西川氏： 最近どうですか？
おっさん： まあ、ぼちぼちやな。
西川氏： 最近、ゴリってる会話が増えてますね。
おっさん： ああ、これはなかなか楽しい。 ええ気分転換になるんや。
西川氏： ほとんど意味不明ですが、何となくストーリーはわかるのが不思議ですね。
おっさん： そうやがな。そこが面白いんや。はっきり言うて、「ゴリってる」の意味などさっぱりわからん。しかし、文脈によってその意味は何となくわかるんや。その不思議な言葉を駆使して、ストーリーが展開していくんや。もうこれはわしのライフワークみたいなもんや。いつの日か、「ゴリってる会話集」という本を出版したいと思っとるし。さらには、「ゴリってる」という言葉だけで手に汗握るストーリーが展開していくサスペンス小説、「ゴリってる殺人事件」を出版してやる。 もちろん、それは後に映画になり、今をときめく美人女優とイケ面俳優が笑いをこらえながら「ゴリってる」台詞をぶつけ合う青春ラブストーリーサスペンスとして、日本映画の金字塔を打ち立てるんや！ はっはっはっは！
西川氏： （やれるもんならやってみろ） へえ、すごいですねえ。それは面白そうです。
おっさん： そらあ面白いで。 さあ、そうと決まれば、さっそく新作に取りかかろう！ さあ、ゴリった、ゴリった！ あっ、いや、帰った、帰った！ はっはっはっは！
西川氏： （あーあ、ほんまアホやわ） わっかりました！ では、新作を楽しみにしております。 また１０日後にお会いしましょう。さようなら！
おっさん： おーっす！ さあ、ゴリってゴリって、ゴリまくるぞー！
