平成23年2月23日のおっさんインタビュー

西川氏: 最近どうですか?

おっさん: まぁ、ぼちぼちやな。

西川氏: Twitterで見ましたが、お子様と作っ たカレーが美味しかったみたいですね。

おっさん: カレー? それを言うならカ リー(Curry?)やろ! 日本人はこれやからアカンねん。

西川氏: いや、それはカレーでいいでしょ。 もはやカレーは日本の食文化として定着してますよ。

おっさん: アホンダラ! お前はインド人 の気持ちを考えたことがあるのか! そもそもカレーはインド人が発明したもんや。 カ レーが発明されたとき、だいたい日本の弥生時代ぐらいやと思うが、そのときに人々は 「カレー!カレー!」と言いながらも、あまりの美味しさに無我夢中で、 気がついたら素手で食べてたというほどの世紀の大発明やったんや。 そう、 「カレー」というのはそもそもインド語で「辛い」を意味する言葉や。 それがたまたま 日本語の「辛い」に似てただけの話や。 お前はそんなことも知らんのか!

西川氏: (インド語って何やねん?) そん な話は聞いたこともないですよ。

おっさん: あ〜、ほんま疲れる奴やで。 そのカ レーが日本に伝わったのは、まあだいたい鎌倉時代ぐらいや。 源頼朝が征夷大将軍になる際 の記念旅行でインドに行ったときにお昼ごはんにカレーを食べたのが、日本人とカレーの 最初の出会いや。 そのあまりの美味さに頼朝は感動し、「是非ともこの食べ物を日本で も広めたいのじゃ!」と言って、インド人の食堂のおっちゃんにレシピを教えてくれと懇願したん や。 しかし、おっちゃんは「嫌だ!」と拒否。 そこで頼朝は「くれとは言わぬ。 借りるだけじゃ! そう、ちょっとの間貸して欲しいのじゃ!」と言った。 するとおっちゃんは「返してくれるならよかろう!」と快諾、やっとの思いで日本にカ レーのレシピを持ち帰ったというわけや。

西川氏: (嘘というか無茶苦茶や。) へえ。

おっさん: 持ち帰ったが最後、カレーのレシピは 瞬く間に日本全土に広がり、「いい国作ろう鎌倉幕府!」というスローガンも、「いい国作ろう鎌倉カレー!」と して民衆に広がるほどの大ブームになってしもたんや。 ちょっと借りただけのレシピで ここまでの大騒ぎになり、頼朝はあくまでも借り物であることを認識させなければならないと思い、 「これは借り物のレシピなのじゃ! カレーではなく、カリーなのじゃ!」と様々なメディアを 通じて国民に訴えたが、国民は聞く耳を持たず、音楽業界では「私の彼はカレー好き!」という歌が流 行ったり、テレビCMでは「仕事の後はオツカレー!」「明日の夜も多カレー、少なカレー」 みたいなキャッチコピーが蔓延し、全く収拾がつかなくなってしまったんや。

西川氏: (どこまで行くねん?) はあ。

おっさん: さあ、怒ったのはインドのおっちゃん や。 怒り狂ったおっちゃんは密かに日本上陸。 頼朝の暗殺を目論んだ。 頼朝の愛馬に激辛カレーを食べさせて頼朝を落馬させようという計画を立て、これを見事 に一発で成功させた。 日本国民はまさか馬がカレーを食べて暴れたとは想像もできず、 今もなおこの事実は歴史家にも知られてはいない。 この真実の歴史を知った上で、それ でもカレーと呼べるとしたら、お前は人でなしや! それは借り物のレシピなんや! だ からカリーと呼ぶべきなんや! 頼朝は今もあの世でおっちゃんに土下座してるに違いな い! それでもお前はカレーと呼ぶのか!

西川氏: (もうええ、もうええ) そうでし たか。 私も今日からカレーではなくカリーと言うことにします。 全国のカレー屋さん にも教えに行ってきます。 それでは今日はこの辺で。

おっさん: よし! わかれば良いのじゃ! はっ はっはっは! それでは皆様、正義のコインランドリー戦士「俺達、ウォッシャー&ドライヤー!」だよ!



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