平成24年3月3日のおっさんインタビュー

西川氏: 最近どうですか?

おっさん: まあ、ぼちぼちやな。

西川氏: また新しい仕事が入ったようですね。

おっさん: まあ、期間限定の小さなもんやけども、でもこれもなかなか 面白い仕事や。 仕事というものは、おおまかに分けて2つある。一つは単純に決められたことをタンタンとこなすもの。それは、いかに正確に、そして期限に間に合うように作業を進めるかが勝負や。そしてもう一つは、達成すべきことを与えられるだけのもの。こちらは、どうやって達成するかという戦略やアイデアを自分で考えなければならないものや。わしの仕事は後者の方が多いんや。そして、わしはそういう仕事が大好きなんや。

西川氏: しかし、アイデアが出なければ達成できないというのはプレッシャーがかかってきますね。

おっさん: そんなことは当たり前だの前子ちゃんや! だからこそやりがいがあるんやないかい! どうやって達成すればいいかわからないことを自らアイデアを出して成し遂げる、そんな面白い仕事が他にあるかいな! プレッシャーは確かにあるが、アイデアなんてものはプレッシャーがあって初めて出るようなもんや。 特に斬新なアイデアは極度の緊張とプレッシャーに押しつぶされそうになって、もうペチャンコになって、ペロンペロンになって、ヒラヒラと風に飛ばされそうになったときにワオ!っていうて出てくるもんや。 だいたいからして、世の中いかなる窮地に陥っても、道は必ず見つかるもんや。映画や小説にもそんなストーリーが多いやないかい。

西川氏: (それはだから、映画や小説やからやん) なるほど、そう言われればそうですが、なかなか大変なことですよ。

おっさん: だからそんなことは前子ちゃんやって言うてるやないかい! 出来るかどうかわからん仕事を請け負って、そしてそれを死にものぐるいでやり遂げる。人生ってのは、それ自身がそういうもんやないかい。生まれたからには生きていかなければならない。しかし、どうやって生きて行くのかはわからない。そんなもん、オギャーと生まれた瞬間からわかってる者などおらんやろ。それでも、いろんな道を模索して、頑張って生きていかなければならない。頑張れば頑張るほど、人生はエキサイティングで刺激的なものになるんや。さあ、お前ももっと試行錯誤して、アイデアを出して、プレッシャーを蹴散らしながら生きていけ!

西川氏: (ほんま言うことだけは達者なおっさんやで) はい、わかりました。それでは頑張ってきます。今日はこの辺で。

おっさん: おう! 頑張れよ! お前はそんなに大した人生は送られへんと思うけど、それなりに頑張れ! はっはっはっは!

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