平成21年3月13日のインタビュー

西川氏: 最近どうですか?

おっさん: まぁ、ぼちぼちやな。

西川氏: 数値流体力学の専門書を出版 したそうですが("I do like CFD" オフィシャルHP)、何なんですかあれは?

おっさん: 何なんですかとは何じゃ! ちゃんとし た専門書やんけ! はっきり言うて、これは既存のどの専門書にも書かれていない、いわゆる ノウハウというものをたっぷりと満載した、本当に役に立つ本なんやぞ! 一 部の人間だけしか知らないような知られざるノウハウを全世界の学生・研究者に提供し、 数値流体力学という分野の発展に貢献しようという目的で書いとるんや。 ある意味、志 の高い学生に有益な情報を提供し、今すぐ最先端の研究者達を脅かしてもらおう という壮大なロマンス物語を構築しようとしとんのじゃ! バカにすんなよ、このチンチクリン!

西川氏: (ロマンス?) いえ、バカ にしてるわけじゃないですけども。 確かに内容的にはきちんと数式も綺麗に書かれてい て一見普通の専門書のように見えますが、 文章(英語)を読んでみたら「この方程式のこの性質が大好き!」とか「だからこの厳密解が好き なの!」とか、流体力学や数学の本では有り得ないフレーズだらけで、ちょっと引いてしま いますよ。 っていうか、理屈抜きでは語れない数値流体力学を好き嫌いで語ったりして 大丈夫なんですか? 

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おっさん: そんなもん、大丈夫に決まっ とるやんけ、アホ! 誰もできない、やらない、やろうとも思わないことをやるのがワシ や。 青春の高校数学からアホアホ楽曲まで、今までやってき たこともたいがいそうや。 誰があんな奇天烈な(しかし教科書準拠の)参考書を書く ねん? どこそこの名誉教授があんな本を書くわけがないやろ! だいたいからして、 ワシが普通に書いてしもたら、普通にしか書かない人に悪いやろ。 普通の 本は他の人に書いてもろたらええねん。 他人の機会を奪ってまで本を出した くはないわ! ワシはワシにしか出来ないことをやるべきなんや。 それが社会 貢献というやっちゃ。 そう、ワシは社会に貢献しとるんや!

西川氏: (変な本書いてる教授もいると思う けど) 貢献って言うなら、HPもあることですし、無料で公開したらいいじゃないですか。  なんでまたお金を取るんですか? 結局は金儲けがしたいだけじゃないですか。

おっさん: あほんだら、ボケ! 無料で公開した ら誰でもダウンロードするに決まっとるやんけ! だってタダやねんから! そんなこと したら、とりあえずダウンロードして、でも結局ほとんど読まずに、最後はゴミ箱へポイッ と放り込まれるだけじゃ! だからわしはチャレンジするんや! きちんと作って値段も つけて、中身もある程度は見れるようにして、それで果たして人々がお金を払ってでも手 に入れたいと思う程の価値を見出すかどうか。 誰も買わなければそれほどの価値は無 いということになるわけやし、どうせ無料で公開するんやったら(しないけど)それから でも遅くはないやろ! だから値段はたったの$9.99ってなもん や(ほらLuluの販売ページを見てね)! 利益なんかスズメの うんこちゃんほども無いわ! それでも買う価値が無いとなれば、それはもう全然あかんということ じゃ! とりあえずチャレンジすること、それが青春じゃ! わしは今、青春という名のレールの上 を激しく転がる暴走機関車トーマスになりきっとるんや! 誰もわしを止めることはでけ んのや! どけどけー! シュッポッポー、シュッポッポー!

西川氏: (アホや) まあ、それも一理あるよ うな気もしないではないですが。。。(一応、CFDのプログラムは無料で公開してるみたいやわ→ Free CFD Codeのページ)。 で、結局またオンデマンド出版でしょ(いつも手っ取り早くやって しまうおっさんやで)。 ちゃんと普通に書けば大手の出 版社も興味を持つかもしれないのに、こんなふざけたスタイルではねえ。  でも、本当に多くの人に読んでもらいたいなら、とりあえず出版社にもアピールしてみたらどうですか? 

おっさん: アホか? そんなことしてるヒマないわ!  もうすでに第2巻の執筆が始まっとるんや! シュッポッポー、シュッポッポー!

西川氏: でも、出版社が見つかれば、先に執 筆料をもらえることもあるし、その方が執筆意欲も高まって執筆自体も進むと思いますけど。

おっさん: ハゲるなー! そんなもんなくても、 わしは2年半という長い年月をかけて「青春の高校数学」全3巻を完成させたんやぞ!  わしにそんなニンジンぶら下がり健康器みたいなもんはいらんわい! だいたいからして、まだ本が出来ても ないのに金もろてどうすんねん、お前はアホか? 完成した本に価値があると認められた 上でお金をもらうのが筋ってもんやろ。 それも出版社ではなく、 その本に価値を見出した読者の方々から頂かなければ意味が無いやろ!

西川氏: しかし、出版社から出した方が信用も あるし、宣伝力もあるし、より多くの人に知ってもらえますよ。 なんといってもプロで すから、それなりのノウハウもあるでしょうし、絶対にその方がいいと思いますけどねえ。  個人でやるには限界がありますよ。 (やるんやったら、ちゃんとやれよ、おっさん。)

おっさん: だぁってーい! もうお前みたいな奴 は知らん! わしは暴走するんじゃ! 顔面機関車人トーマスになりきるんじゃ!  おらぁ、どけどけー! ガンガンかましたるぞー! おらー! シュッポッポー、シュッポッポー! 

西川氏: (わからんやっちゃなあ。もう知ら んわ) あーあ、行ってしもた。 はい、では今日はこの辺でと。 あー、なんか疲れたー。

おっさん: うっひょー! シュッポッポー、シュッポッポー! 



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