平成21年3月23日のインタビュー

西川氏: 最近どうですか?

おっさん: まぁ、ぼちぼちやな。

西川氏: 日本は卒業シーズ ンですが、米国の卒業式ってどんな感じなんでしょうか?

おっさん: 知らんがな、そんなもん。 アメリカ で卒業式なんか出たことないし。

西川氏: ミシガン大学で学位を取ってるじゃないですか。

おっさん: だから何? 学位は取ったけど卒業式 には出てないがな。

西川氏: えっ、いや、マジですか? 何でですか? アメリカの大 学の卒業式って、黒いガウンを着て、四角い帽子をかぶって、かっこいいじゃないですか。  しかも、博士号取得者は一人一人博士論文のタイトルなんかもアナウンスされるとか。 えっ、本当に一度も卒業式に出たことがないんですか?

おっさん: うるさいやっちゃなあ。 無い言うたら 無いっちゅーねん、アホ! そもそもこっちの大学では卒業式というのはCOMMENCEMENT(始まり) と言うて、終わりではなくそこから新しい人生が始まるという意味のセレモニーやんけ。 し かし、ヒマさえあれば常に一歩でも二歩でも先へ進むわしにとっては、そのセレモニーの 開催自体が遅すぎるんや。 皆さんが真っ黒マントでわっしょいわっしょいやってる時には、わし はもう新しい人生のど真ん中を猛ダッシュしてるわけや。 せやさかい、「さあ、皆さん、新しい 人生の始まりですよ! こっち集まって!」などと言われても、「やかましわ! 今さら止 まれるけ!」ってなもんや。 だいた いからして、小学生やあるまいし、クラスメートがわんさかいるわけで もなし、しかも大学院やし、卒業式なんか大したもんではないがな。  そんな人工的な区 切りよりも、わしにとっては、常に新しいアイデアを模索すること、価値あるものを作り 出すことの方が大事や。 せっかく立派に卒業しても結局へタレ人生で終わってしまうよ うなら、かっちょいい黒マントのカクカク帽子写真なんか、ただの爆笑オモシロ写真になっ てしまうがな。

西川氏: (このおっさんマジでアホやわ。。。) へえ、そうなん ですか。 ほんとに卒業式に出なかったんですか。 いやあ、それはどうですかねえ。 やはり儀式というか、そういった式にはきちんと出席 するべきではないかとも思いますが。 ちょっとねえ、常識がないというか、協調性が無いというか、あえて言 うなら自分勝手といいますか、もっと言ってしまえば変人と言いますか、、、

おっさん: じゃかっしゃー、ボケー! 常識なん か屁ぇこいてプーじゃ! 何かを創造するには常識にとらわれてはいけないんとちゃ うんけ! 違う角度からものを見なあかんのとちゃうんけ! 人と違うことを恐れてはい かんのとちゃうんけ! それは個性と呼ばれるもんやったんちゃうんけ! そんなハゲたこと言 うてるヒマあったら、お前もちょっとは頭を使って何か新しいものを作り出してみろ!

西川氏: (出席義務は無いのかもしれんけど、 それはどうなんやろか。。。) いや個性って、それは屁理屈でしょ。

おっさん: 誰がヘラクレスやねん! 人をバカ にしやがって! とにかく卒業式も黒マントもカクカク帽子も大したことでは ない! 焦点を当てるべきは、今後の人生において後世に長く残るような価値あるモノを 作り出すということや。 わしは論文の数を稼ぎたいから自分の研究を続けてるのではない し、有名になりたいから専門書や参考書を執筆してるのではない。 その研究や本に価値があると 思うからやらずにはいられないだけや。 価値あるものを創って残すこと。 これが最も 大事なことであり、他の全てのことはだいたいでええんや! 

西川氏: (ヘラクレスって何? で、それはバ カにしてることになるの? 何のこっちゃわからんわ。) まあ、それはそうかもしれま せんが、若い人への影響も考えると、やっぱそれはダメなんじゃないかなあ。。。 卒業 式はちゃんと出ないと。。。

おっさん: うぉりゃー! こっちゃ来いハゲー!

西川氏: ウゲッ! ぐわぁぁー、どこ行くん ですか、やめてくださいよ!

おっさん: じゃかっしゃー、ボケ! お前みたい なしょーもない奴はコチョコチョの刑じゃ! 覚悟せい!

西川氏: (何やそれ! 子供 か!) 勘弁してくださいよ!

おっさん: うるさい! 黙ってここに寝転べ! どりゃー! コチョコチョコチョコチョ、コチョコチョコチョコ チョ! 

西川氏: ギャハハハハハ! ギャハハハハハ!  (あー、もう嫌や。。。)

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