平成17年4月13日のインタビュー

西川氏 最近どうですか?

おっさん まぁ、ぼちぼちやな。

西川氏 4月も半ばですよ。早いものです。

おっさん ほんまやで。

西川氏 まだまだお忙しいようですね。

おっさん 当たり前やんけ。 でもまあ、ヒマよりはましや。

西川氏 うーん、ある意味そうですよね。 「やることがなくてヒマ」=「人生という限られた時間の一部を無駄に過ごしている」 と考えることができますからね。

おっさん まあ、そういう解釈もアリやけどな。

西川氏 あれ? そういう解釈ではなかったのですか?  うーん、そうですねえ。他の考え方としては、時間がありすぎると考えなくてもいいことまで 考えてしまったりして深みにはまってしまうということがありますよね。 例えば、嫌なことがあっても、忙しすぎればそれについて深く考えるヒマがないので すぐに忘れてしまうとか。

おっさん ほーう、なるほど、そういう解釈もアリやわな。

西川氏 えっ? そういう解釈でも なかったのですか? うーん、商売人の場合は ヒマってのはお客さんが居ないということですから、ヒマよりも忙しい方が 良いのですが、おっさんは商売をしてるわけでもないし。。。

おっさん 何を一人でゴチャゴチャ考えとんねん。

西川氏 いや、一体どういう意味で 「ヒマよりもましや。」と言ったのか、気になるじゃないですか。

おっさん 「実は何の意味も無かった。」ということは思いつかんのか?

西川氏 え〜? そうなんですか〜?

おっさん そうやがな。ただそんな風に言いたくなっただけやがな。何を一人で 突っ走っとんねん。お前の悪い癖や。何にでも確固たる理由があるわけではないんや。 これやから理系人間は嫌やねん。

西川氏 それはそうかもしれませんが、 理系人間という言い方は感心しませんね。人間を理系と文系の2種類に分けるのは、 人間を血液型で4種類に分けて議論するのと同じくらい愚かな事ですよ。正確に言うならば、 おっさんが”嫌になる”のは「理系人間」ではなくて「何にでも理由を求めるタイプの人間」なのですよ。 そういう意味では、「だから大阪人は嫌いなんだよね。」とか「だからアメリカ人は嫌いなんだよね。」 などというフレーズも同様に全て愚かなことなのですよ。

おっさん ほら、始まった。ほんまに、お前って奴は おもろない奴やで。

西川氏 これは面白いとか面白くないとかの 問題ではなくて、大事なことですよ。

おっさん ほんまアホやなあ。誰も そない深く考えて「理系人間」って言うたわけやないがな。テキトーに喋ってるだけやがな。 だいたいからして人間を2種類に分けて何が悪いねんな。 性別というものは人間を男と女の2種類に分けてるけど、それも愚かなことか?  右利きと左利きの2種類に分けるのも愚かなのか?  サル顔と馬ズラの2種類に分けるのも愚かなのか?  男子便所に女子がゾロゾロと入ってきてもお前は平気やと言うのか!  ミニスカート姿の男を見て「カワイイなあ〜。」などと、お前は 言うのか! 右利きの人間が無理から左手でボールを 投げたらオカマみたいな投げ方になったりするけども、 そんな投げ方がメジャーリーグで通用するとでもいうのか!  サル顔と馬ズラが同じなら、サル=馬ということになるぞ!  お猿さんがパッカ・パッカと 走り出したら、俺は一体どうしたらええんや?

西川氏 (お猿さんがパッカ・パッカって、 そんなもん俺もどうしたらええか分らんわ! あーあー、また 何か変な話にされてしもたで。) いや、だから、その〜、そういうことではなくてですねえ。。。

おっさん ほれ見てみい。反論さえできてへんがな。 深く考えているようで、それほど考えてへんがな。思考が浅すぎるわ。 血液型のこともそうや。人間を4種類に分けられて便利やとは解釈でけんのか?  学校などでいえば、便所掃除ってのは皆嫌がるもんやけども、 今日はA型の人が当番ってなもんで血液型別で順番にやることに すれば公平になってええがな。A、B、O、ABときて、 またA型の当番になるわけやから、4日に1回で済むがな、楽チンやがな。 どうや? これ以上素晴らしい分け方があるか? ないやろ。

西川氏 (う〜ん。。。)

おっさん さらに、 映画館とかライブハウスなどに入るときも、入り口と いうのは限られてるわけやから、全員が一斉に入れるわけやない。 そんなとき、血液型でお客さんを4つに分けて順番に入れていったら スムーズに入るがな。な?便利やろ? 

西川氏 (余計に混乱するだけやがな。だいたい何型を 最初に入れるねん?)

おっさん  会社とかの話でも、最近は終身雇用ベースの年功序列制度から 実力評価主義に変わってきたと言われながらも、その評価が 難しいために会社も混乱してるらしいがな。そんな時には血液型や。 血液型で社員を4種類に分けて、順番に給料を上げていったらええねん。 これやったら誰も文句ないやろ。

西川氏 (文句大有りじゃ!)

おっさん  どや? ちょっと挙げただけでも、 これだけのことができるんや。 お前はこんな簡単なことも思いつかんのか? 情けないやっちゃのう。 一番愚かなのは、 こんなことも思いつかないお前やっちゅーねん。

西川氏 (もうええわ。) いや、本当に いつもいつも勉強になります。なんだかそんな気がしてきました。

おっさん まあ、今すぐ理解せいとは言わんわい。 じっくり考えていけ。とにかくお前が理屈をこね始めたら聞いてる方はシンドイねん、 お前は気づいてないんやろうけども。 世の中、理屈ばっかりやないんや。 だいたいでええことはだいたいにしといたらええねん。ほんま、こんなこと 誰も指摘してくれへんぞ。とりあえず素直に聞いとけ。

西川氏 (確かに、ここまで言うてくれる人間は あんまりおらんやろうけども。) そうですね。じっくり考えていきます。今日はどうも有難う御座いました。

おっさん えっ? もう帰んのか? 

西川氏 (もう十分やろう?) おっさんもお忙しいでしょうし、 私も同様に忙しい身なもので。

おっさん そうか。それはしゃーない。 ほなまた10日後に来い。待っとるよってにな。

西川氏 はい、それでは失礼します。

おっさん おう! ほな、バイバーイ!

西川氏 (30超えても「バイバーイ!」などと言うもんなんやろか?)

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