西川氏: 最近どうですか? おっさん: まあ、ぼちぼちやな。 西川氏: お子さんたちの日本語の勉強はどうですか? おっさん: ちゃんと毎週金曜日、日本語で 国算理社の勉強を続けてるで。 漢字テストは毎日やってるし、もう完全に定着してるわ。 嫁ハーンもプリントやテストの作成に全力を注いでるし、まあ、みんな大したもんや。 日本の同級生に比べたら、どこまで内容が定着してるかはなかなか計り知れんが、本もそこそこ読めるし、テレビもたいがい 理解できるし、立派な日本人や。 ま、二人ともアメリカで生まれてるから、アメリカ人でもあるんやけどな。 西川氏: そうですか。 英語の方はどうですか? おっさん: さすがに二人ともアメリカ現地の幼稚園に入るまでは英語がさっぱりわからんかったけども、長男は最近飛躍的な成長を見せて、学校の成績はほぼオールAやし、サッカークラブでは今やキャプテンや。 これは凄い成長やで。わしも驚いてるわ。 やっぱり、ちまたで言われてるように、学習言語として英語を身につけるには5年はかかるということやな。 次男はまだ幼稚園に入って一年目で英語はまだまだやけども、しかし、バイタリティーがあって、テキトーな英語でもガンガン同級生に迫っていってるわ。 なかなか頼もしい男や。 英語の上達も早いかもしれんな。 西川氏: そうですか。それは良かったですね。幼稚園に入るまでの5年間は日本語だけで育てるという方針が花開いたわけですね。 私も少々不安でしたが、それを聞いてホッとしましたよ。 おっさん: お前にホッとされても、しゃーないわ。 わしは最初から分かってたからな。 必ずここまで来れると。 しかしながら、これで安心できるわけではない。 まだまだ先は長い。 今後も日本語の勉強を継続して、同時に現地校の勉強も頑張って、さらに同時にサッカーも頑張ってもらって、ぜひとも人に尊敬される立派な人間 になってもらおうやないか。 西川氏: そうですね。では今後も頑張ってください。それでは今日はこの辺で。 おっさん: おう! 頑張るでー、って、頑張るのはわしではなく、子供たちやないかい! はっはっはっは!
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