西川氏： 最近どうですか？
おっさん： まぁ、ぼちぼちやな。
西川氏： 暖かくなってきましたね。
おっさん： まあな。 とにかく暖かいのはええこ とやで。 人間は冷たいよりも暖かい方がええに決まってるし、お風呂も暖かい方が気持ちええし、 コタツも暖かい方がええしな。 そんな素晴らしい季節がやってきたと考えるだ けで、とっても幸せな気分になるなあ。 いやあ、ほんま暖かいのはええことやなあ。
西川氏： （コタツは暖かくて当たり前やがな） そうです ね。 ま、アイスクリームは冷たい方がいいですけどね。 ははは。
おっさん： アホか！ アイスクリームも 暖かい方がええに決まっとるわ！ いつか人間に食べられる日を夢見ながら 冷凍庫の中で寒さをこらえているアイスクリームのことを考えたことがあるのか！ 子供達の喜ぶ顔が見たくてキンキンに冷えた冷凍庫でカチカチになっても 健気に耐えてじっとしている、そのアイスクリームのあったかい気持ちを何やと思とるんや！ アイスクリームにあやまれ！ さあ、あやまれ！
西川氏： （わけわからん。ま、とりあえずあ やまっとこ） えー、アイスクリームの皆さん、すいませんでした。
おっさん： お前みたいに何でも外見で判断する奴 は許せんわ、ほんま。 冷たいように見えても実は暖かいということが、この 世の中には一杯あるんや。 冷たい冷蔵庫の裏はたいがい暖かいし、部屋のクーラーも室外機は熱々やし、 ドライアイスなんぞは冷たいけど触ったら火傷すると言われる始末や。 さらに、 クールファイブは「東京砂漠」を聞けばその熱い情熱が伝わるし、 冷え性の人はだいたいが心の温かい人やし、 愛想の無い定食屋のオヤジでも家に帰れば母ちゃんとラブラブの熱々に決まっとるんや！ これでもまだわからんのか！
西川氏： （そない怒らいでもええがな） は い、よくわかりました。 なるほど、一見冷たくても実は暖かいんですね。 素晴らしい ですね。
おっさん： 当たり前じゃ！ 実は温かいことだら けじゃ！ 人に冷たくされた時は、単細胞的に「チキショー！」とならずに「何か心に熱いものを秘めているに違い ない！」と考えろ！ カキ氷を食べて頭がキーンとしたときは、 「俺の為にここまで冷たくなってたなんて、なんて温かい奴なんだ！ チキショー！」と 大空に叫べ！ アイスコーヒーを飲むときは、「お前、ブリューされて本当は熱い奴だっ たんだよな。 俺の為に敢えて冷たく装ってるんだよな。 こんな俺の為によ、、、すまね え。 うー、チキショー！」と涙の一つでも流しながら飲め！ 人の気持ちというものを 理解しようと努力しろ！ わかったか、ハゲー！
西川氏： （叫ぶのは無理やけど） はい、わ かりました！
おっさん： よっしゃ！ わしがアイスコーヒーを入れて やるから待ってろ！
西川氏： （いや、もうええって。 よし、今 や！ 逃げてやる！） ではまた１０日後にお会いしましょう！ さようならー！ タタ タタタター
おっさん： あっ、逃げやがったな！ あーあ、せっかくわ しがアイスコーヒーを作ってやろうと思ったのに、勝手に帰るなんて冷たい奴やでほん ま。。。 えっ、冷たい？ ってことは、あいつ、実は心の中に熱いものを秘めてたんや な。。。 うー、チキショー！
西川氏： （おもろいやっちゃ）
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