西川氏： 最近どうですか？
おっさん： まぁ、ぼちぼちやな。
西川氏： 今日はイースターのエッグハントですね。
おっさん： 誰がトースターのエグいハムやねん！
西川氏： （また始まったで）
おっさん： トースターで焼かれるハムの気持ちを 考えたことがあるのか！ 「えっ、俺食パンじゃないんだけど。。あれ、本当に入れちゃ うのかな？ あー、ああーー！」 あかん、想像したら涙出てくるわ。 そうしてこんがり焼かれ てパリパリになったハムは「あーあ、こんなエグい姿になってしまって、僕はもうお嫁にも いけないや。。ううっ、ううっ。。」って、お前はそんなハムの気持ちをちょっとでも考 えたことがないのか！ かっわいそうに！
西川氏： （訳わからん） それは確かにか わいそうですね。
おっさん： お前が言うたんやろ、他人事みたいに 言うな！ 郷に入れば郷に従えというが、そういうわけにはいかんことも世の中にはある んや！ トースターに入れられたハムがどうやって食パンのように振舞うことができる んや！ 人間も同じで、いきなりアメリカに放り込まれた日本人がどうやって「ヘイ、ジョ ニー！」みたいにアメリカ人として振舞うことができるんや！ 突然メイドカフェに放り 込まれた大物政治家が「お帰りなさいませ、ご主人様！」などとメイドとして振舞うことができ るんや！ オカマバーに放り込まれたヒゲ面の女の子はいったいどう振舞えばええんや！ なあ、教えてくれや！ どう振舞えばええんや！
西川氏： （例が無茶苦茶やん） うーん、そ れは難しい問題ですね。
おっさん： やかましいわ！ 人間、それぞれに合っ た場所があり、仕事があり、そしてお友達というのがあるんや。 それを無理やりトース ターにハムを入れるようなことはしたらあかんのや。 郷に入れば郷に従ってそれでうま くいく場合もたくさんあるが、そういうわけにはいかないことも世の中にはあるんや。 それをよーく覚えておけ！ 少なくともトースターにハムを入れることだけは絶対にして くれるな！ ハムの気持ちを考えろ！ わかったか！ わかったら帰れ！
西川氏： （ほんま無茶苦茶やなあ） はい、 わかりました。 今日はとっても勉強になりました。 それでは食パンを買いに行ってき ます。 それではまた！
おっさん： おう！ トースターには食パンを入れ ろよ！ 間違ってもハムを入れるなよ！ お前が入るのもいかんぞ！ 食パンを入れるん やぞ！ あーあ、ほんま世話の焼ける奴やで。
