平成17年5月3日のインタビュー

西川氏 最近どうですか?

おっさん まぁ、ぼちぼちやな。

西川氏 5月に入りましたが、 何だか肌寒いですね。

おっさん せやな。最近のミシガンは こんなもんや。

西川氏 そうですね。

おっさん こんなときはチョッキが重宝するで。 昼になったりしてちょっと暖かくなったら脱いだらしまいやからな。

西川氏 そうですね。ところで、チョッキという 呼び方はちょっと古いんじゃないでしょうか。最近はベストといいますよ。

おっさん 何やねんな〜、もぉー。 細かいことを、ごちゃごちゃ言うなよー。 しかも、お前の場合は、アホのくせにごちゃごちゃ言うさかいに腹立つねん。

西川氏 アホのくせにってどういうことですか? 失礼じゃ ないですか!

おっさん アホにアホって言うて何が悪い!  ベストって言うたら、BESTと誤解されるかもしれんやろ? チョッキと言えば、 間違いなくチョッキやんけ。だからチョッキという呼び名の方が優れてるんじゃ!  分かったか、ボケ!

西川氏 いやいや、BESTと誤解する ような人はいませんよ。それは、話の文脈で分かるでしょう。 とにかく、今の時代、チョッキなんて言う人居ませんよ。 みんなベストって言いますよ。

おっさん お前は究極のドアホやな。 も〜、ほんま嫌になるわ。一回しか言わんさかいに、よう聞けよ。 ベストってのは、ハイネックとかノースリーブなどの言葉と一緒で、 しょせん英語そのままやんけ。ってことは、その意味を覚えてない限り、そのままでは 何のことなのか想像もつかんわけや。ある意味、手間のかかる和製英語ってことや。

西川氏 どういうことですか?

おっさん わからんやっちゃのう、お前ってやつは。 例えば、”アンダーウェアー”と言われても、英語のアンダーとウェアの意味が分かってないと 何を意味するのか想像がつかんやろ。試しに幼稚園児にアンダーウェアーって言うてみろ。 さっぱり意味が分からずキョトンとするぞ。 しかし、”下着”と言われたら、下も着も日本語やねんから 「下に着る? パンツ等のことやな。」と容易に想像できるやんけ。

西川氏 なるほど。で、それがどうしたんですか?

おっさん だーかーらー!  ベストってのはVESTという英語やねんから、英語知らんかったら その意味までは分からんやろ? でも、 チョッキはそれだけで何のことか容易に理解できるって言うてるんじゃ!

西川氏 えっ、できますか?

おっさん ええっ、お前知らんのか?  チョッキって、袖をチョキチョキ切ったからチョッキって言うんやで。

西川氏 はぁ〜?

おっさん 嘘やろ? いやぁ〜、 これを知らん人間がまだこの世に居るとは思わんかったわ〜。 お前は、天然記念物級のアホやな。へえ〜、天然記念物級のアホって こんな顔してるんや〜。あっ、こんなところにホクロもあるわぁ〜。 へぇ〜、すごいなあぁー。

西川氏 (ごっつい腹立つと同時に このおっさんのアホさ加減に脱力してしまうわ。) あのー、一般的に、 チョッキっていうのはポルトガル語のjaqueかなんかが語源だとか、直着という日本語だとか言われて ますけども。

おっさん はっはっはっは!  天然記念物級のアホってこんな言い訳するんやー。へえー、勉強になるなあ!

西川氏 (なるほど。何を言っても 無駄ってことなのね。) え〜、そうですね。おっさんの言うとおりですよ。 いやあ、参りましたよ。おっさんっていろんなことを 知ってるんですねえ。感心致します。

おっさん 最初からそうやって素直に聞いとけっちゅーねん。 謙虚な気持ちが大切なんや。天然記念物級のアホでも、人間性さえしっかりしてたら 立派に生きていけるんや。わかったか?

西川氏 (”天然記念物級のアホ”はもう決定事項のようやな。。。) はい。分かりました。

おっさん よっしゃ、よっしゃ。 しかしまあ、無知ってのは恐ろしいもんや。ほんだら、お前、 パーカーって何でパーカーって言うか知ってるか?

西川氏 (知ってても多分 知らないことにされるから、、、) いえ。恥ずかしながら知りません。

おっさん ほれ、見てみい。 おっそろしいことや。ええ機会やから、いろいろ教えといたるわ。 パーカーってのは、頭カバー付きのトレーナーみたいなもんやろ。

西川氏 (フードって言うんやけど。。。)

おっさん あれは、 頭にかぶせた頭カバーを 取るとき、パーッカァーって開くような感じになるさかいに、パーカーって呼ばれる ようになったんや。だから、これも非常に分かりやすい名称なわけや。 これぐらいは知っとかなあかんぞ、お前。

西川氏 (パーッカァーって開くから パーカーって、そんなアホな。。。) なるほど。しっかり覚えておきます。

おっさん 他にもいろいろ あるからしっかり覚えとけ。 スカートは、ズボンに比べりゃ通気性バツグンでスカッとするからスカートや。 ドレスは、どれにするか迷ってしまうからドレスや。 ズボンは、足をズボーン・ズボーンと入れるからズボン。 セーターは、「これめっちゃ暖かいねん、おせぇーたるわー」という口コミで広まったのでセーター。 Gジャンは、「ごっついじゃん!」ってことでGジャン。 パンツは、パーンと叩いたらお尻が2つに割れたからパンツや。 そう考えたら、少なくとも服に関する 言葉のほどんとはそのまま理解できるというわけや。

西川氏 (またやってるわ。さっぱり意味わからん。)  なるほどねー。いやぁ、今日は ほんと勉強になりましたよ。それでは私はこれで。

おっさん おいおい、インタビューは これからとちゃうんけ?

西川氏 いえ、今日はいい話が聞けたので これで満足です。それに私も忙しくてニッチモがサッチモなもので。

おっさん おい、「ニッチモがサッチモ」は 俺の特許やから気軽に使うな。しかも、サッチモまで言うといてワンダフルワールド と言わんところが中途半端じゃ。ルイ・アームストロングがあの世で目玉ひんむいて 怒ってるぞ。どうせ使うなら、「ニッチモがサッチモでワンダフルワールド なんですわ!」のように正しく使いなさい。

西川氏 ( 喜ぶかなと思って使ってやっただけやのに。。。。。 しかし、”俺の特許やから”って、それまた古い言い方やなあ。)  失礼しました。以後気をつけますので、お許しを。それではまた10日後にお会いしましょう。

おっさん そこまで言うなら許したらあ。ほな、また 来いよー!

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