平成20年7月3日のインタビュー

西川氏: 最近どうですか?

おっさん: まぁ、ぼちぼちやな。

西川氏: そういえば明日は 独立記念日ですね。

おっさん: へえ、どこの?

西川氏: えっ? もちろんアメリカですよ。  まさか、知らないってことはないでしょ?

おっさん: いや、全然知らん。

西川氏: アメリカに14年も住んでい ながら、アメリカの独立記念日を知らないんですか? そこらじゅうで花火も飛んでるで しょうに。

おっさん: 何年住んでいようが、 知らんもんは知らんわい! っていうか、独立がなんぼのもんやねん。  あっちゃこっちゃで花火なんか飛ばして騒ぐほどのことか。

西川氏: 騒ぐほどのことですよ。

おっさん: ほな、アナウンサーの徳光っちゃんが 独立した日も独立記念日で花火あげてドッカーン、ドッカーンやるのか?  一人息子がめでたく就職して独立した日も、独立記念日やいうて、ドッカーン、ドッカーンやるの か? 同僚が会社をやめて独立したからって、 これまたドッカーン、ドッカーンやるというのか? そんなことしてたら、 年がら年中ドッカーン、ドッカーン、花火が上がっとるがな。 アホか!  そんなことになったら、花火職人のおっさんらが大変やがな。  せっかく計画してた河原のバーベキューも仕事が入って中止、 すっごく楽しみにしていた授業参観もドタキャンでションボリ、 「パパ! 明日ぼくホームラン打つから絶対見に来てね!」 「おう、絶対見に行くぞ!」と言ってた野球の試合も結局行けず涙ポロリンチョ、 さらには、頑張ってテストで100点を取って「パパー!僕100点取ったんだよー!見て見てー!」 と勢い良く学校から帰っても、パパは独立記念日の花火でまたもや家にいなくて ガックリチョときたもんや。  お前は、この子が可哀相やと思わんのか? いくら仕事やいうても、 これは余りにも可哀相やないかい! お前はほんまに冷酷な男やな!

西川氏: (何やねん、この話の飛躍は。。。)  いや、あの、

おっさん: そら、人が独立するのは結構なことや。 それはそれで立派なことやがな。 しかしやなあ、だからと言って むやみやたらに花火でドッカーン、ドッカーンやることはないやろ?  見てるお前は楽しいかもしれんが、その花火を一生懸命世話してる職人のお父さんら は、 腹を空かした子供を家に残し、約束してた野球の試合にも行けず、 それはそれは辛い思いをしながら頑張ってくれてるんやぞ。 お前が花火を楽しんでる間、 家で一人で腹を空かして、「パパ、早く帰ってきて。。。」と、 寂しく泣いている子供達がいるんやぞ! 100点の答案を握り締めながら、 お父さんを待ちきれずにコタツで眠り込んでしまったこの子の寝顔を 見て、お前は何とも思わんのか?  お前には感情というものがないのか?  お前はロボコップか!

西川氏: (あかん、おっさんペースになってき た) いや、あのですねえ、

おっさん: まだ言うか!  この口か! この口か!

西川氏: イデデ、イデデ!

おっさん: どりゃっ! ほんまにぃ〜!  何が独立記念日じゃ。 騒ぐのは構わんが、花火だけは許さん!  わしはこの子に約束したんや。 「おっさんに任せろ! 今日こそは お父さんと一緒にご飯を食べて、一緒にお風呂に入れるようにしたるさか いな。 安心せいよ、ぼうず!」「ほんとに? ありがとう、おじさん!」 「おじさんやない。オッサンや」「うん、オッサン! ぼく嬉しいよー! うーっ、うーっ」「泣くなよ、おい。 オッサンも泣けてくるやんけ。。。」

西川氏: (アホや)

おっさん: これは男と男の約束や。  だから、何が何でも花火を中止させなあかんねや! そこどけ、お前、邪魔じゃ! ヘイ、ヘイ、カモーン! ユー!  ストップ、ハナビング! チャイルドがホームでサビシングじゃ、ボケェ、カスゥー!  オラァ! フワッー! ホンガー! 

西川氏: (アホ過ぎて、もう言葉も出てこんわ。さいならー)

おっさん: 何や、誰じゃお前ら?  警察のポリスか? わしは何も悪いことしてへんぞ! なっ、何すんじゃ! 離せ! こらっ、やめろー!  何で手錠をかけなあかんのじゃ! おい、どこへ連れていく気じゃ!  わしはぼうずと約束したんじゃ! 今日は親父と一緒にお風呂に入れるようにしてやると約束したんじゃー!  離せー! ノー、ノー! ぼうずー!  ウォーーー!

プロロロロー。。。



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