平成24年8月3日のおっさんインタビュー

西川氏: 最近どうですか?

おっさん: まあ、ぼちぼちやな。

西川氏: 堺で講演を行ったそうですね。

おっさん: そうやがな。ミシガン時代の同僚の先生が堺の予備校で教えてて、良かったら若者と戯れてみませんか的な感じでお誘いを受けてそういうことになったんや。この予備校では、新たな試みとして、 世界をリードする若者の為に大学生向けの講座 Think Future with Time を始めたそうで、これがなかなか情熱的なんや。 校長先生も情熱的なら、学生達も情熱的で、それは間違いなく青春や。青春な若者に飢えているわしは「それは是非よろしく!」と二つ返事でOKしたんやけども、講演なんてやったことなかったから、どういう風にしたらええかさっぱりわからず困惑してしもたんやけどな。 でもまあ、頑張って、これまでの経緯だとか生き様だとか、いろいろとお話をしてきたというわけやがな。

西川氏: それが凄い反響だったみたいですね。

おっさん: そうなのよ。自分ではなかなかわからんけども、どうやらわしは語り始めると結構な熱を発するみたいやな。講演が終わると若者達が熱い熱いと言ってたそうや。ミシガン時代も「ほとばしる情熱」とか言われたことがあったから、なんとなく「そうなんかなあ」とは思ってたけども。基本的に人前で語るのは大好きやさかい、かなりフィーバーしてエンジョイングしてもうたがな。はっはっは!

西川氏: (熱いって、暑苦しいってことじゃないの?) そうですか。 それは良かったですね。

おっさん: 良かったでー! 講演の後に若者達の感想文的なものを頂いて、これがモーレツに熱くて、モーレツに感動したがな。それはもうわしの宝物やで。ほんま、 いつの時代にも熱い若者が必ずいて、そういう若者が日本を支えてきたと信じてきたけども、一カ所にこれだけ多くの熱い若者が集っているのは今まで見た事がなかったわ。新人類がどうのこうの、ゆとりがどうのこうの、いつの時代も若者を悲観する声があるけども、そんな中でも高い志を持った立派な若者が必ずいるんや。それは相当な数いるはずや。でなければ、今日の日本の発展はありえない。世のおっさんやおばはんがしなければならないことは、そういう若者を引っぱり上げ、背中を押し、彼らが青春の第一歩を踏み出すモチベーションを高めてやることや。どんなに優秀でも、どんなに恵まれた環境にいても、誰もが将来への不安、自分に対する不安を少なからず持っているもんや。そんな不安は幻であり、一歩踏み出したところには今まで見た事のない世界があり、今まで出会ったことのないような熱い人々がうじゃうじゃしてるという事実を教えてあげることや。せっかく素晴らしいポテンシャルを持ってるのに、大きな一歩を踏み出せず、くすぶって終わってしまうなんてあまりにももったいない話や。わしより優秀な若者なんて、くさるほどいるというのに。そんな若者達の心に青春の炎をチャッカマンできたとしたら、そんなに嬉しいことはない。そうや、わしは青春のチャッカマンや。おー、チャッカマーン! はっはっは!

西川氏: (わかるけど、最後はやっぱりアホやな) そうですよね。いやあ、素晴らしいじゃないですか。では今日はこの辺で。

おっさん: おっす! さあ、バージニアに戻って、わしもまた冒険の日々の続きを始めよう。若者との交流でモチベーションはまたうなぎ上りや。青春の冒険は死ぬまで終わらない。いや、死んでも終わらんぞー! はっはっはっは!

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