平成１６年９月１３日のインタビュー

西川氏　最近どうですか？

おっさん　ま、ぼちぼちやな。

西川氏　誕生日が終わりましたね。

おっさん　終わったがな。お前、何もくれへんかったなぁ〜。 ほんま、冷たいやっちゃで。

西川氏　そんな年で、プレゼント貰って嬉しいですか？ 小学生じゃあるまいし。

おっさん　そらぁ、嬉しいに決まってるがな！ 　お前はプレゼント貰って嬉しくないのか？

西川氏　それは、、、まぁ、嬉しいでしょうけども。

おっさん　ほれ、みてみい！　嬉しいねやないかい！ 人にしてもらって嬉しいことは、人にしてやったらええやないかい！

西川氏　いや、それは違うと思います。 人にしてもらって嬉しいかどうかは主観的な判断なのです。 自分はそうしてもらって嬉しいと思っても、 他人も同じように嬉しがるかどうかは分からないのです。

おっさん　そらぁ、そうかもしれんけど。

西川氏　かもしれないではなくて、それは 誰にも分からないのです。これは言い切れるのです。

おっさん　なんかムカつく言い方やのう。 まぁ、ええわいな。ところで、お前も誕生日やったらしいやんけ。

西川氏　ご存知でしたか。そうなのです。 私も９月１０日なのです。

おっさん　それやったらそう言うてくれたら ええのに、水臭いやっちゃのう。

西川氏　いや、この年になって誕生日など、 大したイベントじゃぁないですよ。

おっさん　そうかもしれんけども。別に隠す必要は なかろうに。

西川氏　まぁ、いいじゃないですか。 それでは早速インタビューを始めましょう。 イベントページに 出ているように大変忙しい日々を送っているとのことですが、 現在はどうですか？

おっさん　まぁ、日曜日は完全休息したから、 体力的にはなんとか回復してるで。しかし、やるべきこと、 やりたいことが山積みや。本職の方なんか、既に手が足りん 状態や。学生も少ないし、「俺にもやらせてくれ！」と いうほどのモチベーションの高い学生もおらん。 おっさんらも気づいているはずや。しかも、今回おもしろい アルゴリズムを発見してしまったから、それもガンガンやりたいし。 もう、どうしようもないで。おまけに、高校数学論文も ドンドン書きたいときたら、もうほんま、えらいことやで。 でも、やったるがな。見とれよ。

西川氏　いやいや、とりあえず、高校数学は休んだら どうなんですか？　それは優先順位でいうと、 かなり低い方でしょうに。ましてや、歌なんて優先しても どうしようもないんじゃないですか？

おっさん　お前はアホや。いや、ボケや。いや、どっちゃでもええわ。 できることを止めることほど、アホなことはない。 お前はそんなことが分からんのか？　ええか？ 忙しくてもええんや。それは充実しているということや。 お前はこの一週間で何を創り出した？

西川氏　創りだすなんて大げさな。 人間、そう簡単に新しいものを創れやしないですよ。

おっさん　わしは創れるぞ。しょーもないことかもしれんが、 歌や高校数学論文をな。これは、ボーっとテレビを見るとか、 漫画を読むとか、ゲームをするとか、そういうこととは 違うんや、わしにとってはな。その先に何があるのか、 それを続けてどんな可能性が出てくるのか、 そういうことを考えて、優先順位というものが できてくるんや。そして、今できることは今やる。 これがわしのモットーや。できることを後回しに したら、いつまで経っても何もできんぞ。 できんことばっかりやっとることになるわけやからな。 お前はそんな非効率な人生を歩んでいるのか。 そんなやつは俺に近づくな。アホが移るさかいにな。

西川氏　ちょっとヒドイ言い方ですね。でも”アホが移る” というのは分かりますよ。　まぁまぁ、 怒らせてしまったなら、謝りますから、勘弁してくださいよ。 ごめんなさい。

おっさん　よっしゃ、許してやろう。 ようはなぁ、”知識より作品”。これなんや。 知識なんてもんはなぁ、死んだら終わりなんや。 「物知りですねー！」とか言われてちょっぴり 嬉しいってなもんや。だいたい、最近は何でも インターネットで検索して調べられる時代や。 ある程度の知識があれば、後はそうやって調べたら ええんや。一方、作品ってやつは死んでも残るんや。

ある意味、物知りが死んでも辞書やインターネットが あるさかいにOKや。でも、アイデアマンが死んだらそれは 大きな損失や。そう、アイデアなんや。そして 同時にそれは作品なんや。それらは、死んでも残るんや。 お前も博士なら、「物知り博士」ではなくて「アイデア博士」 を目指すべきや。つまり、創造する力や。その違いは大きいぞ。

そういうことで、 ”今できることは今やる。そして、知識よりも作品”なんや。 分かるか？

西川氏　分かりますよ。だから、おっさんは新聞も読まず テレビも見ないんでしょう。しかしですね、テレビを見たり、 新聞を読んだり、小説を読んだりして、そこから新しい アイデアが出ることもあるんじゃないでしょうか。 やはり、そういったことは大事だと思うのですが。

おっさん　これやから、アホは嫌いやねん。 己の勝手な解釈をもとに他人を批判するな。 誰が小説さえも読まんと言った？　誰が絶対にテレビや新聞は見ないと言った？ わしは「知識よりも作品」と言っただけじゃ。人の話をよう聞け、アホ。 理解してなかったら理解してないと言え。理解したふりをするな！　　 ええか？　わしかて、時々は見るわいな。 小説も読むわいな。ただな、それは創造性を磨くためであり、 新しいアイデアを生む為の刺激を得る為なんや。 ボーっと情報に己をさらしているのとはわけが違うんや。 その違いがお前にわかるのか？

西川氏　う〜ん、なんかうまいこと丸め込まれ そうな感じですが。。。

おっさん　アホンダラァ！　ハゲんな！　そういう曖昧な 言い方がわしはいっちゃんキライなんじゃ！　 今日はもうええ。わし帰る。よう考えてから出直してこい、アホンダラァ！

西川氏　あっ！　待ってくださいよー！　おっさ〜ん！