平成17年9月23日のインタビュー

西川氏 最近どうですか?

おっさん まぁ、ぼちぼちやな。

西川氏  おっさんNEWS を見ましたよ。 おっさんの高校数学論文が本になって発売されることになったそうじゃないですか。

おっさん まあ、あれは本というよりも、 クラスで使う冊子のようなもんや。実際、印刷してルーズリーフみたいな 感じの、何かプラッチックのクルクルしたやつで綴じたみたいな感じやな。 まあ初めての試みやし、取り敢えずこんなもんやろう。

西川氏 (何を言ってるのか さっぱり分からんが、イメージは何となく分かる) ああ、そうなんですか。 ところで、なぜか著者のところが私の名前になっていますが、これはどういうことですか?

おっさん おお、すまん、すまん。 ちょっと名前借りてるだけや。ええやろ?

西川氏 (ええやろ?って、あんた。 勝手にそんなことすなよ。) う〜ん、しかし、 あの内容ですからねえ。私も一応研究者ですから、あんな変な 本を書いていると思われたらちょっと困るんですけども。

おっさん 変って何やねん。 何も変なことあるかいな。まあ、細かいことを言うな。 わしの名前は一般的すぎて、誰が書いたのかわかりにくいんちゃうかと思ってな。 大体からして、どの部分が名字でどの部分が名前なのかもわからんし。 まあ、本格的な出版ってわけでもないんやし、ええがな。 しかも、大して宣伝もしてないわけやから誰にも分からんがな。なっ?

西川氏 まあ、確かにそのようですけども。 でも、勝手にそういうことをやられたらですねえ、

おっさん すまん、すまん! もし問題があったら、そのときに何とかしたらええやんけ。 なっ? もうええがな。なっ、なっ?

西川氏 (なっ、なっ?って、そんな言い方されてもなあ〜。 まあええか) はあ〜。まあ今のところはいいとしましょう。  しかしまあ、よく書き続けましたねえ。確か、2003年の秋ごろからでしたっけ?

おっさん そうやな。でも、あの頃はまだ ”青春”というキーワードは確立してなかった。とりあえず、書けることを自由に 書いてただけや。2004年の秋からやな、本格的に 青春をキーワードにして書き始めたのは。それでもまだ、スタイルは確立しておらず、 いろんな人の意見を聞いていって、2005年の頭くらいからスタイルが確立してきたんちゃうかな。 だから、「青春の高校数学VOL.1」の三角比の章は、それが丁度2004年頃に執筆したもんやから、 他の章とは若干違う雰囲気になってるかもしれん。

西川氏 そうでしたか。なるほど。 2004年秋からということは、なるほど、 だからVOL.2の執筆が今頃開始されるわけですね。

おっさん そういうこっちゃ。

西川氏 ところで、その内容なんですが、 高校数学のページで サンプルを いくつか読ませてもらいましたけど、 よくいつもいつも青春と関連付けることができますね。時には無理矢理というのも ありますが、しかし、それは率直に言って感心しましたよ。

おっさん そやろ? これは大変なことなんやぞ。 毎週そんな文章を書いてきたけども、ほんまいつもコンピューターの前で頭を抱えてるんや。 でも、頑張ればできるんや。

西川氏 そう考えると、確かに非常にユニークな 本ですよね。 そして、この 序文が、これまた 真面目なのかふざけているのか良く分からなくていいですね。 こういう数学参考書は今までなかったでしょう。

おっさん その通りや。確かに、ここまで 真面目にふざけた 高校数学の参考書は前例が無いと思うで。嘘ばっかりというか、単なるでっち上げや 馬鹿げたアナロジーなどのオンパレードやし。 でも、数学的な内容は至ってまともやし、時にはほんまに高度やし、 数学をきちんと学ぶことができる立派な参考書であることは確かや。 さらに、タイトル通り、高校生が青春をエンジョイする為のヒントみたいなもんも 随所にちりばめられてるんや。数学と青春というのは、関係ないように見えて 実は大いに関係してるんやで。不思議なことに、これを今まで誰も指摘してこなかった。 それから、これほど読者層が広い高校数学の参考書はないと思うで。短いもんやけども、 物語り風になっている項目も多かったりして、数式を飛ばしても十分読めるからな。

西川氏 確かにそうですね。 確か反復試行の確率の項目だったと思いますが、逆上がりができなくて泣いている子供を 笑顔に変えた男子高校生の話は、正直引き込まれましたね。

おっさん そやろ? だから、数学に興味のない人も十分楽しめるんや。事実、数学には 縁の無い 美術大学出身のヨメハーンが数式を飛ばしながら全部読んだがな。 それでケラケラ笑ってたがな。 中には「高校数学の本」というだけで敬遠してしまって サンプル さえ読んでない人も居るようやけども、それは是非読んで欲しいわ。

西川氏 確かに。 これだけは読んでみないと分かりませんからね。 ただ、今までHPでは「高校数学」としか書いていなかったので、 それが面白いのかどうか分かりにくかったというのもあるでしょう。 今回、「青春の高校数学」という風に「青春」という単語が 表に出てきたので、これを機に読んでみようという人が増えるかもしれません。

おっさん なるほど、そういえばそうやったな。

西川氏 ところで、 今まで無料で配っていたのに、なんでまたお金を取ることにしたんですか?

おっさん 取り敢えず一冊になってしもて、 それが140ページぐらいになってもうたんや。ある意味一冊の本やわな。 これをクラスの12人全員に配るとなると、コピーして綴じて一冊作るのに12ドルくらいやから 全員で120ドル以上かかることになる。更に、他にも欲しいという人がいて、 この人達にもあげるとなると、またお金がかかる。もしもそこから また広がって、更にまた他にも欲しいという人が出てきたら、 もうわし破産や。しかも、タダやったら、読む気もないのに取り敢えずもらっとこうとか いう人も出てくる。 そういうことにならんように、ここはもうお金を払って頂くようにして、 ほんまに欲しい人にだけ配布するということや。

西川氏 なるほど。分かりますけど、 ということは実費で提供しているということですか? つまり、儲けは無しということなんでしょうか?

おっさん いや、それはないわ。販売所となってる KOBY国際学院で誰かがその印刷やら何やらに関わってるわけやから、 そこには人件費も発生するわけやし。わしとしても、ほんのちょっとでも 著作料とかいうのをもらえたら、VOL.1の改訂とかVOL.2の執筆に対する モチベーションもグングン高まるがな。

西川氏 金儲けじゃないですか!

おっさん まあ、そうやな。利益が出るわけやからな。 何やねんな。利益を出したらあかんのかいな?

西川氏 だって、今までは生徒に無料で提供していたわけですし、 第一、学校の先生が自分の教材を売って儲けるなんて話聞いたことないですよ。

おっさん 学校の先生って言うけど、わしは公務員でもなければ 正規の先生でもない単なるアルバイト講師やで。っていうか、公立校の先生でも本書いてる先生なんて なんぼでもおるがな。何を言うとんねんな。ほんで、 別に強制的に購入させてるわけではなくて、あくまでも希望者に購入してもらうということや。 この本に価値が無いと思ったら誰も買わんやろうし、価値があると思ったら買ってくれるやろうし。 それだけのことやがな。 しかも、儲けるっていうても、こんなんでどれだけ儲けられると思ってるねんな。 ほんま微々たるもんやで。

西川氏 いや、でももっと生徒達のことを考えてあげてですねえ、

おっさん 考えてるがな。今まで確かにタダで 配ってたけども、もらった生徒の全てがそれを読んでたわけではないんやで。 わしは一回聞いたことがある。「君達は私が毎週配っている数学論文を読んでいるのか?」とな。 ほんだら、ほとんどの生徒は読んでなかったがな。ただ、わしがそこで 「それなら配るのはやめて、読みたい人だけHPでダウンロードしてもらおうかしら」と 言ったら、「いや、読むから配って欲しい!」と言われたんで、取り敢えずまた配ることにしたけどな。 また、ある生徒に「いりません」と言われたこともあったがな。馬鹿正直な奴やけども、まあ 要らないという生徒もいるということが分かって良かったわ。要するに、 無料で提供するってことは、欲しくない人にも与えることになるわけで、無駄も少なくないということや。 とにかく、今回のように一冊出来れば、それはもう欲しいという人にだけ提供したいと思う。

西川氏 う〜ん、まあそういうことがあるなら分かりますけども、 でも、別に利益を出さなくても、実費で配布すればいいじゃないですか。

おっさん 何か知らんけども、お前は「金儲け」が 嫌いなようやな。資本主義経済の世の中に生きていながら、「金儲け」が嫌いとはチャンチャラおかしいとは 思わんか? お前が着ている服も、住んでるアパートも、乗ってる車も、そのガソリンも、 スーパーで買い物するときも、全部誰かが「金儲け」してるんやで。 どこの誰が実費だけで、それらの物をお前に提供するんや。 みんなその利益で生活したり、モチベーションを高めたりしてるんやから、ある程度の利益が無かったら そんなことは続けられへんやろ。 わしかて、何の足しにもならんようなことを長々とは続けられへんがな。 逆に言うたら、1年以上もかけて頑張って書いたもんやねんから、 せめて小銭程度の御祝儀は期待してもええんちゃうの? それもあかんのかいな? だいたいからして、 価値が無いと判断されたら、つまり誰も買わなければ それで終わってしまうんやから。 お前がどうこう言わんでも、誰も買わなければ「タダでええから、誰か持っていってくれ!」 となるわけや。そうなれば、この本には価値が無いということやから、 それ以上改訂する必要もないし、VOL.2を書いてもしゃーないということになるし、わしもそれで 納得して他のことをやれるがな。ある意味、これを 売り出すことによって、これ以上続けていくべきか否かを問うことができるわけや。

西川氏 まあ、そうかもしれませんけども。。。でも何か、 教育者として考えたときに、金儲けってのはやはりちょっと、、、

おっさん もう知らんわ。言うとけ、言うとけ。 それやったら、私立の学校も、塾も、予備校も、習字教室も、そろばん教室も、 ぜ〜んぶ利益を出したらあかんということやな。 要するに、それら全部を国立かなんかにしたらええんやな。 やれるもんならやってみろ。どんな世の中になるか、めっさ楽しみや(=ものすごく楽しみだ)。 っていうか、その手の社会はもう崩壊したんちゃうんか?

西川氏 う〜ん、何かが抜けているような気がするんですけども。 まあ、またゆっくり考えてみますよ。 どうせあの本も売れないと思いますし。

おっさん じゃかましい!  そんなもん分かるかいな。そのうちあれを出版したいという出版社が出てくるかもしれんやんけ。 ほんだら、ISBNも取得して本格的に世に送り出すことになるかもしれんぞ。

西川氏 いや、それは無いですって。何を言ってるんですか。 はっはっは!

おっさん 笑うなボケ! そこまで言うなら 賭けようやないか。もし本格的に日本の出版社が「青春の高校数学」を出版することになったら、 お前は逆立ちしてコカコーラを右の鼻の穴から一気飲みしろ! 左の穴は絶対使うなよ! 分かったな!

西川氏 ( 何で右だけやねん。意味わからんわ。 まあ、どうせ本格的な出版は有り得ないから)  分かりましたよ。でも、逆にもしそうならなかったときはおっさんに同じことをやってもらいますよ。いいですね?

おっさん それは嫌じゃ! でも、お前は「分かった」って 言うたからな! それだけは覚えとけよ! ほな毛じゃー!(=さらばじゃー! ???)

西川氏 (えっ、ほな毛って何?) ちょっとまって下さいよ! ちょっとー!  それじゃ賭けにならないじゃないですかー!

おっさん 何も聞こえませ〜ん! さようなら〜! ほな毛、ヒュルル〜ン!

西川氏 (だから、ほな毛って何?) あ〜あ、行ってしもた。 ほんま子供やな、あのおっさん。

戻る

著作権について | リンクについて | 会社案内 | お問い合わせ