西川氏: 最近どうですか? おっさん: まぁ、ぼちぼちやな。 西川氏: 相変わらず忙しそうですね。 おっさん: 当たり前や! 今は最高潮じゃ! だからもう帰ってくれ! 西川氏: (いつもこれや) 帰りませんよ。 3のつく日はインタビューと決まっているんです。 だいたい、全国数千万の人たちが3のつく日 を楽しみに待っているんですよ。 それを忙しいからって止めてしまっていいんですか! おっさん: えっ、そんなにたくさんの人が 読んでいるのか! 西川氏: (嘘に決まってるがな) そうです よ。 学校では「ねえねえ、おっさんインタビュー読んだ?」「読んだ読んだ!」 「ほんとバカだよね。最高だよね!」などと噂され、会社へ行けば 「おい遅刻だぞ!何やってんだ!」「すいません。昨日は3のつく日だったんで」 「あ、おっさんインタビューか。じゃあ、まあしょうがないな」、 消防署では「出動だ!」「ちょっと待ってください! ぼくまだおっさんインタビュー読ん でないんですよ!」「バカヤロー! さっさと読んでこい! 待機して待ってるぞ!」、 大学の講義では「えー今日は3のつく日なので、まずはおっさんインタビュー から見ていきいましょう」なんてことになっているんですよ。 おっさんインタビュー は今や社会現象、否、生活の一部となっているんです。 テレビのワイドショーでも、「今日は3のつく日。 ではさっそくおっさんインタビュー から見ていきましょう!」などと当たり前のように扱われているぐらいですよ。 それでもまだインタビューに応じないつもりですか! おっさん: ええっ、そ、そんなに みんなわしのことを。。。 西川氏: (アホや) そうですよ! 実際いろんな雑誌やテレビからもインタビューの申し込みが 殺到してますが、おっさん自身が私からのインタビューじゃないと嫌だと言って 断ってるんじゃないですか。 そんなことだから実情を何も知らないんですよ。 いつまでも内にこもってばかりせず、外の世界も見るべきです。 特にバージニアに引越してからは、こもりっぱなしじゃないですか。 友達もいなくて、テレビも見なくて、新聞も読まずに、一体何をやってるんですか! おっさん: いや、わしはただ作品を作りたいさか いに、、、 西川氏: 作品を作るのは大いに結構ですよ。 でももっと外の世界も見るべきです。 そうしないとアンパンの中のアンになってしま いますよ。 おっさん: えっ、わしはアンパンになるのか! 西川氏: つまり、甘くて美味しいのに外からは誰も おっさん: ええー! いやや! そんなん嫌や! アンパンの中のアンになりたくない! そんなんやったらクリームパンのクリームの方 がましや! わしはクリームパンが大好きなんや! アンパンもうまいけど、アンパンだけは絶対に いややー! うごー! 西川氏: (人の話を聞けよ!) いや、実際 にアンになるわけではなくてですねえ、 おっさん: よっしゃ、外の世界を見てくる! ほ な毛じゃ! バイバーイ! それぇー! どりゃー! 西川氏: あー、いってもた。 うん、アホや わ。
|