西川氏: 最近どうですか? おっさん: まぁ、ぼちぼちやな。 西川氏: 忙しそうですね。 おっさん: ガユイはほんま。 モーレツにガユイ。 西川氏: (また何か言うてはるわ) ガユイって何ですか? おっさん: ええ〜っ、ガユイ知ら んのかいな! お前はほんまに時代遅れのオクレン坊やなあ。 忙しいを、 イソガユイと言い、さらに略してガユイと言うんやないかい。 この2段階略方式は、 今やもう時代のスタンダードやぞ。 そんなことも知らんかったら、女学生に「それカナグのモギーだよね」と呆れられるぞ。 西川氏: (意味わからんわ) 恥ずかしながら、その女学生の言葉もよくわかりません。 おっさん: ほんま、お前ってアホなんやなあ。 よっしゃ、心配するな、 わしが教えたる! 結局のところ、全ては2段階略方式や。 ええか、「かなり」→「カナリング」→「カナグ」という感じや。 同様にして、「キモーい」→「キモスギル」→「モギー」となるわけや。 単純なもんや。 だいたい、わしの小学校の同級生に「メチン」というニックネームを持つ子がいたが、彼の場合は「林」→「林家小染」→「コソメ・チン」→「メチン」という3段階略方式やったぞ。 それに比べたら2段階略方式なんか単純明快なもんや。 アホのお前でもしっかり習得できるさかい、自信を持って頑張れ! 西川氏: (全てがわけわからんわ) そのようですね。 おっさん: さらに最近は極略式というのもあって、「ただいまー!」「おかえりー!」を「マー!」「リー!」と言ったり、 「美味しいー!」「ほんとー!」を「シイー!」「ホトー!」とか言うらしいわ。 さらに、俳優の江口なんとかは「エグ坊」、司会者のみのなんとかは「ミン太&ブラザーズ」みたいな感じで呼ぶらしいで。 ま、この辺はちょっと高度やさかい、お前はまだ知らなくても大丈夫やからな。 まずは簡単な2段階略方式でいけ! さあ、行ってこい! 西川氏: (どこに行って何をすればええんや) はい、頑張って行ってきます! それでは今日はこの辺で。 さようなら! おっさん: 頑張ってこいよー! アホでも頑張れるところを見せてやれ! いやあ、今日もまたいいことをしてしまったぜ。 はっはっはっは!
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