平成18年10月23日のインタビュー

西川氏 最近どうですか?

おっさん まぁ、ぼちぼちやな。

西川氏 なんだかえらいことになってますね。

おっさん 何が?

西川氏 おっさんHPのデザインがガラリと変わってるじゃないですか。

おっさん ああ、これか。 そうみたいやな。 弟子たちがせっせと準備してるのは知ってたけども、こんなに早く完成するとは思わなんだ わ。 なかなかキレイになったがな。 そう思わん?

西川氏 そうですね。 すっきりしてキレイにな りましたね。 ところで、メニューの項目が一つ増えていて、売店というのがあるのですけど も、これは本当に開店するんですか?

おっさん ああ、ほんまみたいやで。 わしはよ う知らんけども、わしの芸術作品の一部をイラスト化したりしてグッズを準備してるよう や。 いやあ、楽しみやなあ。 おっさんTシャツとか、おっさんマグカップが買えるようになる わけやからなあ。 これは楽しい話やで。

西川氏 (ほんまかいな?) そうなんですか。 まあ、楽しみにしてますよ。

おっさん おう、期待して待っとれ。 できるだ け早く、遅くても 年内には開店させるさかいに。

西川氏 そうですか、分かりました。 高校数学論文の方もちょろちょろと書いているようですが、進んでいますか?

おっさん まあな。 今のところ毎週欠かさず書 いてるで。 これはもう習慣のようになってしもて、絶対に書かなあかん!みたいな感 じになってしもてるわ。 それに、「もうアカン、今週はさっぱりアイデアが浮かばない!」 と思っても、ギリギリで何かしらのアイデアが出るんや。 もう、これを書く為に生きて るという感じやで。 ほんま、恐ろしい話や。

西川氏 (何が恐ろしいんや?) いつもどんな風に執筆してるんですか?

おっさん そうやなあ。 まずは月曜日や火曜日 の、 お昼休み的な時間にカフェに行き、教科書や問題集をパラパラとめくって、土曜日に教える内 容を確認して、それがなぜ青春なのかを考え、どんなストーリーで論文が書けるかを考え るんや。 ここが一番難しいところで、ときにはこれを水曜日や木曜日まで続けるこ ともある。 時間でいうたら、軽く5時間以上はかかってるやろうな。 ほんで、やっとア イデアが出て、だいたいの話の流れが浮かんだら、「今日は書 き上げるまで帰らへんからな!」とハーンに宣言して、水曜や木曜の夜に 執筆を開始や。 文章や式を書き、図を作る。 この図を作るところで 技術的な問題に直面することもあって、これも大変な作業や。 ほんでまあ、金曜日の夜に最終仕上 げという ことになるんかな。 そのときにハーンにも読んでもらう。 まあ、とにかくアイデアよ、アイデ ア。 これが出たら後は時間の問題や。

西川氏 へえ、なるほどね。 普通の参考書とは 違うところで頭を使っているわけですね。

おっさん そうやがな。 なぜ青春なのか、それ が問題やからな。 世の中に数学の参考書は腐るほど存在するが、なぜ青春なのかということをしっかりと解説してい る参考書など皆無や。 なぜか分かるか? それは、誰も書けないからや。 わししか居な いんや。 これはわしがやらなあかんのや。 わしの使命なんや! ライフワークなんや!

西川氏 (誰も書けないではなくて、誰も書か ないのでは?) へえ、でも高校数学ってそんなに青春なんですか?

おっさん 当たり前やんけ! 何を寝ぼけたこと 言うとんねん! ボケ! カス!

西川氏 (そない怒らいでもええがな)

おっさん お前、関数って知ってるやろ?

西川氏 はっ、はい。

おっさん あるxの値に対してyの値が たった一つに決まるとき、yはxの関数であるというんや。 例えば、ある電話番号に対し て住所がたった一つに決まるやろ。 それは住所は電話番号の関数であることに他ならな いわけや。 数学では、y=ax+bなどの数式で表されるものが多いけども、それらも yがたった一つに決まるから関数と言われるんや。 さあ、この関数、どう考えても青春やろ。 だって、たった一つに決まるんや で。 それはまさに二度とは戻らない、一度きりの青春ことやがな! ある高校生に対して 青春がたった一つに決まる。 十人いれば、十種類の青春が存在するんや! これが青春で なくて、何が青春やというんや! おい、何とか言うてみい!

西川氏 (あーあ、火をつけてしもたかな) は、 はいぃー。

おっさん 三角比って知ってるやろ。 サイン、 コサイン、タンジェントや。 サインというのは直角三角形の高さを斜辺で割った値やけ ども、その値はその直角三角形との大きさに関係なく一定なんや。 相似な三角形であれ ば、サインの値は同じ、つまり不変の量なんや。 それは、100円ショップの値段の不 変さ、ネットショップの送料500円均一という不変量、そして人間ならば鼻の穴は2つ という不変量と同様のことや。 そして、それはもちろん、二度とは戻らないたった一度 の青春と同じことやろ! どんな人間であっても、高校時代という名の青春は一度きりな んや。 二度とは戻らないんや。 だからこそ、力の限り駆け抜けなあかんのや! 分かっ てるのかー!

西川氏 (何でも青春に持っていきよんなあ)  なるほど。 はいー。 その通りだと思います。 素晴らしいです。

おっさん そうやろ。 とにかく高校数学は青春 や。 これは間違いないことや。 嘘やと思うなら、わしの「青春の高校数学VOL.1、VOL.2」 を読むことや。 そこに全部書いてある。 この本は、いわば青春のバイブルや。 それは 青春を通じて高校数学を学ぶのではなくて、ある意味、青春を学ぶついでに高校数学を学 ぶ本や。 数学はあくまでもオマケということや。 だから、数学に興味がなくてどんどんも読んだらええんや。 そして力の限り青春を謳歌 するんや。 そうでないと、一度きりの青春に申し訳が立たんやろ!

西川氏 (何を言ってるのか、さっぱりわから んようになってきたわ) そうですよね。 いやあ、素晴らしい。 わかりますよ。 その通りですよ。 はいー。

おっさん そうやろ。 そんなもん、お前、学校 で習った三角比の値でも、晩ご飯のときにでも言うたらええんや。 「父さん、俺、今日三角比 を習ったんだ」「おお、そうか。お前も大きくなったんだなあ」「サインの30°は2ぶ んの1なんだよね!」「ほっほっほ! 見事なもんじゃないか。 おい、母さん! 今日は エビフライでいこう!」となって、家族揃ってエビフライを食べることができるやろ。  さらに、「母さん、僕、今日学校で順列を習ったんだよ」といえば、「あらまあ、なんて ことでしょう! それはとっても素敵よ!」「だから、晩ご飯のときにみそ汁とご飯とお かずを並べる並べ方が全部で3!通り、つまり6通りあることも分かるんだよ」 「きゃー、素敵! ねえ、パパー、パパー!」となって、お母さんもキャピキャピできる わけや。 高校数学というのはそれほどまでに青春で、しかも家族に幸せを保証するもの なんや。 こんな素晴らしいことが他にあるか? いや、無い!

西川氏 (もうええわ!) はい、無いと思い ますね。 それはもう。 あっ、もうこんな時間! 私、これからちょっと重要会議があるので、 これで失礼します。

おっさん おう、そうけ。 もっとしゃべりたかっ たけども。 まあ、重要っていうんやっ たらしゃー ない。

西川氏 (重要っていうだけで信用してくれる んや。それは楽やな) はい、そうなんです、普通の会議じゃなくて、重要会議なもので。 では、また10日後にお会いしましょう。 それじゃ!

おっさん おう、青春について聞きたかったら いつでも電話してこい! とことん語ってやるからなー! 手紙でもええぞー! FAXでもえ えぞー! モールス信号でもええからなー! とにかくすぐに連絡せいよー! ほな毛ー!

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