平成24年10月23日のおっさんインタビュー

西川氏: 最近どうですか?

おっさん: まあ、ぼちぼちやな。

西川氏: 久しぶりに補習校を訪れたらしいですね。

おっさん: おう、5年ぶりかな。補習校は毎年この時期に日本語の古本を売ったり、 日本料理をふるまう的な古本市というのを開催してて、そこでは大使館の出張もあって、今回また在外選挙登録せなあかんかったさかい、 顔を出したというわけや。久しぶりで、なかなか興味深かったわ。

西川氏: おっさんのところは自宅で日本語教育をしていますが、順調ですか?

おっさん: まあな。今も漢字テストを毎日やって、金曜日の夕方は 国算理社の勉強を続けてるわ。もう完全に定着してるようで、子供たちも嫌がることもなく、普通にこなしてるわ。

西川氏: 嫌がってないというのはいいですね。 特にアメリカで生まれ育ってる子供達は日本語の勉強を嫌がるとよく聞きますけども。

おっさん: それが一番重要なところや。嫌がったら難しい。 だからこそ、まずはそこを何とかせなあかん。うちの子供達は二人ともアメリカ生まれの二重国籍やけども、 とにかく日本人として育ててきた。家で日本語を話し、日本料理を食べて、日本のアニメやテレビを見て、夏には 日本に滞在し、ワールドカップで日本を応援し、そんな中で日本人としての自覚が育ってきたんやと思うわ。 日本人なら日本語を知ってないといかんから、そらあ多少嫌になることはあっても勉強は続けるやろ。

西川氏: このまま順調に行けば良いですね。 でも、いずれはアメリカ国籍か日本国籍のどちらかを選ばないといけないんですよね?

おっさん: そうや。それはその時自分で判断したらええ。 わしに出来ることは、まずオプションを与えることや。そもそも日本語もわからんかったら、日本を選ぶ という選択肢が無いからな。わしは今この瞬間にわしに出来ることを力の限りやるだけや。

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