第1回・鉄仮面ナカッパー選手権


謎の黒塗りメール

(注意: 以下の話は謎の黒塗りメールから推測したものです。  当然ですがメールの情報源は明かせません。  大事なのはメールの真偽ではなく、その内容です。)

2月某日、ノビノビジーンズの発祥地と噂されるミシガン州ノビー(Novi)市にて、 第1回・鉄仮面ナカッパー選手権が開催された。 初の大会にもかかわらず 10万人にも上る参加者が集い、和気あいあいとその腕を競い合った。  おっさんは元々この大会に参加するつもりはなかったが、 ある謎のメールの送信をきっかけに参加が決定、大健闘を見せた。

何を企んでいたのか分からないが、イスやカセットコンロなどを探していた おっさんは、ある売買掲示板にてムービングセール の宣伝を発見。 必要としているアイテムが 全てそろっていることから、これで決まりだと確信。  善は急げということで、 バレンタインデーが終わる3分前に電光石火で 電子メールを送信。  「写真など送っていただければ幸いであります」などと書いて、 写真以外にも何か送ってくれたらいいなあなどと思いながら、 ニヤリと夢の世界へ旅立った。  朝になり目が覚めると、妙な胸騒ぎ。  電子メールをチェックすると、昨夜のバレンタインメールの 返信が。 それはなんと 鉄仮面ナカッパー からであった。  早速、「かなりんぐのびっくりんこ!」と、驚きの進行形メールで かますおっさん。 その返信に「ほなげ!」などを添えて、おっさんの お株を奪う勢いの鉄仮面ナカッパー。 しばらく激しいメールの応酬が続く。  しばらくして、鉄仮面ナカッパーが土曜日の夜に決着をつける ことを提案。 おっさんは即座に了承し、 銀河烈風・ヨメハーン、 超電磁ボーイ・ヒロノシン、そして電撃ベビー・タイスケを率いて 鉄仮面ナカッパーのアジトに乗り込むこととなった。

土曜日の夜。 先に乗り込んでいたヨメハーンらは、 タコヤキで鉄仮面ナカッパーを圧倒。  しかし、カラアゲやオコワなどによる反撃で 徐々に形勢が逆転していき、鉄仮面ナカッパーお得意のカクテル爆撃で ハーンは完全にノックアウト。 余裕を見せる鉄仮面ナカッパーは、 アルバイトを終えたおっさんをピックアップするべく コービィ国際学院へと出向いた。  わざわざ迎えに来て頂いてと恐縮するおっさんだったが、一旦 アジトに到着すれば躊躇することなく戦闘モードに。  しかし、丁度その変身の間のスキを狙って鉄仮面ナカッパー の攻撃が始まった。 まずは禁断の技「時間斬りセレナーデ」で 時間の流れを2つにスパッと分け、おっさんらを翻弄。 そして、 ひるんだ超電磁ボーイ・ヒロノシンを、魔法をかけてグルグルに。  さらに、ふらふらのハーンの背後に回って、もうすぐ日本に帰国する的 夫妻に変身し、ハーンが握り締めるデジタルキャメラの前でポーズ。  そのあまりの早業に恐れおののいたおっさんは、 電撃ベビー・タイスケを優しく抱いてタコヤキの中に逃げ込んだ (一番火が通りにくい隅っこのタコヤキへ)。  その時点でおっさんチームの敗退が決定。  残念ながら決勝戦へと勝ち進むことができなかった。  決勝に進んだのは、下馬評通りの活躍を見せた、 「チチカカ湖が生んだアンデスのハゲタカ」こと 空中仮面マチュピチュデチュ選手であった。 勢いに乗っていたマチュピチュデチュ選手は、 決勝第1ラウンド開始直後から、 掟破りの反則スレスレ技、卍固めデチュ(南米バージョン)を仕掛け、 完全に自分のペースを確立。 数分後には絶叫的ギブアップを奪い、完全優勝を遂げていた。  優勝インタビューでは、嬉しさのあまり飛び跳ねながら 「どうもデチュ! 嬉しいでチュ! やったデチュ!」 と、えらく興奮していたという。

大会が無事終了した後、おっさんチームは独自に鉄仮面ナカッパーと会談。  堺のローカルなネタで盛り上がるなど、楽しい時を過ごした。  最後は、超電磁ボーイ・ヒロノシンが睡魔に激しく襲われたところで会談を終了。  かなり寒い夜道を16ビートで疾走し、愛と欲望の町アナーバーへと帰還した。
映像

鉄仮面ナカッパーが時間を真っ二つに

タコヤキの中に身を潜めるおっさん(一番右の奥)

鉄火面ナカッパーが夫妻に変身

鉄仮面ナカッパーに魔法をかけられる超電磁ボーイ


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