平成18年4月13日のインタビュー

西川氏 最近どうですか?

おっさん まぁ、ぼちぼちやな。

西川氏 さっそくですが、 「3のつく日にインタビューなのに、4のつく日に ならないとHPに載らないじゃないか!」という抗議の電話が殺到しているのですけども。

おっさん けども、何やねん?

西川氏 いや、だから説明を。 (細かいのう)

おっさん 最初からそう言えよ。 で、何や、 3日が4日になるってか。 それは時差があるからしゃーないやろー。  つまり、こっちゃの3のつく日は、日本の4のつく日に なってしまう。 だいたいは米国の3のつく日の 夜、つまり日本でいう4のつく日の午前中に更新ということになるわけや。  そんなもん、だいたいでええやんけ。 あんまり細かいことばっかり 考えてたら、カレーうどんも食えんようになってしまうぞ。

西川氏 (ダシがシャツに飛ぶってことか? 意味分からん)  なるほどね。

おっさん おいおい、それよりも前回のナゾナゾの答えを教えろ。

西川氏 ああ、そういえば、 ナゾナゾを出してましたよね。   答え、分からないんですか?

おっさん さっぱりじゃ。

西川氏 答えは、たぶん、「ツルッ!」 と 「ハゲタカ?」 じゃないですかね。 私も忘れましたよ。 10日も昔のことですからね。 10日といえば、 約86万秒ですからねー。 とてつもなく長い時間ですよ。 そりゃあ忘れますよ。 覚えている 方が奇跡というものですよ。 お会いするのも久しぶりってなもんですよ。 お元気そうで何よりですよ。 

おっさん ほぉー、そう言われれば長いなあ。 86万かいな、 ひぇ〜、なんとまあ長い時間やで。  お前も元気そうで何よりや。 ちょっと老けたんちゃうか? はっはっはー!

西川氏 (無邪気やなあ) それではインタビューを 始めましょう。 最近日本では小学校で英語教育を必修化するかどうかが議論されて いるようですが、おっさんはどう思いますか?

おっさん 知らんがな〜、そんな〜ん。 

西川氏 知らんじゃなくて、子供の 英語教育にはおっさんも興味あるでしょう。 

おっさん ないわ、そんなん!

西川氏 (何でや?) ええ〜、どうしてですか? 

おっさん どうしてって、お前、 そんなしょうもないこと聞くなよー。  日本におっても英語なんか使わんがな。 使わんもんをいくら勉強しても、身につくわけがないやろ。  今まで日本人は中学・高校と6年間英語を勉強してきたけども、 全然モノになってないがな。 どもならんことは 既に証明済みやがな。 小学校からやったかて同じことや。 簡単なこっちゃがな。 興味も クソもあるかいな。

西川氏 いや、しかしですねえ、 外国語学習は開始年齢が早ければ早いほど良いと言われますし、

おっさん だから、英語は必要ないねんって。 必要の無いものは 身につかんねんって。 

西川氏 (頑なやなあ) いや、しかし、 いまやインターネットのコンテンツは その9割が英語なんですよ。 ものすごく必要じゃないですか。

おっさん どこがやねん! 日本に住んでて インターネットの情報が英語で読めなくて困ってる人間なんかおるか? そんなん聞いたことないわ!  ネットショッピングでも、チャットでも、ブログでも、なんでもかんでも日本語で十分やんけ!

西川氏 まあ、現状はそうかもしれませんが、 英語が分かるようになれば、今よりももっと多くの情報を得ることができるじゃないですか。  つまり、英語を知らないから損をしているわけですよ。

おっさん ハイハイ、そうなんやろうなあ。  しかし、誰もその必要性なんか感じてないっちゅーねん。 日本語で事足りとるがな。  全然切羽詰ってないねん。 分からんやっちゃなあ。 例えば、うちの子は残念ながら 幼稚園では英語しか通じないから、不本意ながらも 英語が身についていくやろう。 一方の日本語は、少なくとも 家族や友達との意思疎通に必要やし、わしの策略によって間違いなく身につくやろう。  どっちもかなりの必要性があるわけや。 だから、この状況で例えばフィンランド語をどんだけ勉強しても 身につかんということや。 その必要性は皆無やねんから。 分かるか? お前の言う 「もっと多くの情報を得られるから」ってのは、”必要”ってのとは全然ちゃうねん。 

西川氏 まあ、そうかもしれませんけども、 これからの時代、やっぱり英語は必要ですよ。 いまや 英語が世界共通語であることは否定できないですからね。  英語が必要ないと思ってる人など居ないと思いますよ。

おっさん もーう、お前はほんまにアホやなあ。  そんなことは分かってるがな。 みんな英語が必要やと思ってるやろう。  でも思ってるだけやがな。 実際は 全然必要とちゃうねん。 英語みたいなもんは、ほんまに必要やと思う人が、ほんまに必要やというときに 勉強したらええねん。 実際そんな感じで皆うまいことやってきてるがな。

西川氏 (なるほど、必要ってのは「今すぐ絶対に必要」という意味か。 となると、英語を第2公用語にという話を出したくなるが、 それはさすがにアホらしいからやめとこ) いや、しかしですねえ、例えば 留学だとか海外勤務だとか、又は日本在留外国人がもっと身近になってきたりというような、 いつかそういう「絶対に英語が必要!」という 時が来たときに、小学校から馴染んでいれば少しはラクでしょう。 つまり、将来の為の投資なんですよ。  その機会を義務教育として、全ての小学生に平等に与えるのはいいことだと思いますよ。

おっさん いやいや、必修化するならしたらええがな。  一体誰が教えるのか、 どんな英語教育をするのか、さっぱり分からんけども、それは頑張ってやってみたらええがな。  わしが言うてんのは、どうせ今と一緒で大した効果など無いってことや。  今と一緒で、「小中高と12年も英語を勉強してるのに、全然英語できないよね!」というセリフが 日本列島のアチコチで聞かれるに違いない。 

西川氏 (何を決め付けとんねん、このおっさん)  なぜそこまで断言できるのか分からないですねえ。  もちろん、英語教育といっても一体何をどう教えるのかという問題はありますが、 私は少なくとも今の大人よりは英語に対して親しみを持てるのではないかと思いますよ。  いくら英語は難しいとはいえ、10年近くやればそれなりにできるでしょう。  少なくとも、今の6年よりは効果がありますよ。 

おっさん せやから、一回やってみたらええがな。  効果よりも弊害の方が大きいということが分かったりして、ええ勉強になるやろう。 

西川氏 私に 「やってみろ」と言われても困りますが、今後どうなるのか、 文部科学省の動向に 注目したいと思います。

おっさん そういうことよ。 偉いさんに任しといたらええねん。  とはいえ、わしの個人的な意見を言わしてもろたら、 正味な話、中学とか高校の英語は廃止するべきや。 小学校なんか話に もならん。 はっきり言うて、英語なんか要らん。 

西川氏 ええー、何を言ってるんですか! 頭おかしくなったんですか? 

おっさん うるさいねん、お前は。 要らんというか、 知らん方がええってことや。 中学・高校で変に英語の勉強をやってるから、英語ができないと 思ってしまうんや。 これが一度も英語の勉強などしたことがないとなってみい、 そんなもん英語ができないとか下手とか、そんな次元の問題ではないがな。  習ったことがないんやから 英語が出来なくて当たり前やがな。 例えば、誰でもええから日本人に 「あなたはギリシャ語が話せますか?」と聞いてみろ。 間違いなく、 「話せるわけがないじゃないですか! 何を言ってるんですか、はっはっは!」 ってな 感じで軽く笑い飛ばすやろう。 英語だって、ハナから学んだことがなければ、 同じようになるはずやがな。 そう、英語ができないことなど 恥ずかしくも何ともない。 それは笑い飛ばすような取るに足らないこととなる。  そうなれば日本人も世界に出て、もっともっと堂々と 振舞えるやろう。 

西川氏 (無茶苦茶やがな〜) 振舞うって、 コミュニケーションができないのにですか?

おっさん 要は、こっちではなくて、相手にコミュニケーション したいと思わせたらええねん。 例えば、日本の文化は、カラオケやら寿司やら アニメやら柔道やら、なんじゃかんじゃで世界を席巻してるやろ。  それらは、外国人が日本語を学ぶ為のモチベーション向上につながるんや。  現に、日本のアニメを日本語で理解したいから日本語を勉強するという 外国の若者もおるらしいがな。 そうすれば、向こうが日本語を勉強するがな。  さらに、日本人がみんな英語を勉強したことも無いとなったらどうなるか。  知らんねんから、話せない。 つまり、黙る。 黙る人間は何を考えてるか分からんから 恐い。 相手は不安な気持ちになってくる。 そこで少しでもニッコリしてやれば相手は安心して喜ぶ。  分かるか? もうこの時点で相手を手玉にとってるわけや。 

西川氏 (そんなアホな。 黙ってたらナメられるだけやがな)

おっさん 加えて、言葉少ないことで、 変な神秘性を感じさせることができる。 表情豊かにペラペラ話すのではなく、真顔で ゆっくりと言葉少なく話してみろ。 しかも、それがよく知らない他の言語やったりしたら、 神秘性はグングン増すばかりや。 かつて、イチロー選手がアメリカ人記者に 「和とは何だ?」 と 聞かれ 「それは言葉で説明できるものではない。だが無ければならないものだ」 みたいな ことを(通訳を通じて)答えたらしいが、それはさぞかし神秘的に響いたことやろう。  これを下手な英語でアップアップしながら言うてたら、 「ソレハねー、コトバーでセツメー、イ? する、できない、モノ。  デモー、無いはダメ」 みたいなもんで、そんなもん、神秘性の欠片もなかったところやでー。  同じことでも、自分の言語で聞くのと知らん言語で聞くのとでは印象が異なる ことってあるやろ。 映画で言うたら、吹き替えと字幕の違いみたいなもんや。  そんなもん、ちょっと考えたら分かるやろ。 はっきり言うて、総理大臣や天皇陛下も含めて、 世界で活躍する日本人のほとんどは英語を知らんがな。  歴史上の人物も含めて、世界に誇る偉大な日本人のほとんども英語を知らんがな。  いや、例え英語を知ってても、大事なところはやっぱり通訳やがな。 

西川氏 (そうでもないけど、まあええわ、言わせといたろ)

おっさん つまり、英語なんか全然知りませんという スタンスを敢えて取るわけや。 それは決して恥ずべきことではなく、逆に アドバンテージとなるわけや。 そんな彼らの場合は、もうすでに向こうがコミュニケーションを とりたくてウズウズしてるわけやから。

西川氏 (一理あるように聞こえてしまうのが 恐いぜ。。。)

おっさん  とにかく、英語は後やねん。 日本人は英語の勉強を完全に止めることや。  そして、外国人がもっともっと日本語を知りたい、日本という神秘を理解したいなど と思うようなモノを世界に日本語で発信していくことや。  アニメだけでなく、落語や漫才、俳句や川柳、映画やテレビ、 アイドル歌手や演歌歌手、尊敬される振る舞い、上品さ、立派な行いなどなど、 いろんなもんで世界を席巻しまくることや。  そっちの方が大事や。 

西川氏 (極端なおっさんやで、ほんま) そうですね、それは確かに大事なことかもしれませんけども。 まあ、でも考えようによっては、 中学や高校の英語教育を一切やめてしまうというのは画期的ですね。 絶対に実現しないでしょうけども。

おっさん そうやろな。 まあ、でも、とにかく英語英語言うて 若者を煽るのは止めた方がええ。 英会話学校が必要以上に儲かるだけや。 

西川氏 (別に儲かっても ええやんか) なるほど。

おっさん さあ、今日はもうええやろ。  お前がしょーもないネタを振ってくるから、 面白ない話になってもうたやんけ。 疲れたわ。

西川氏 しょーもなく無いと思いますが、海外暮らしの おっさんだけに、ちょっと聞いてみたくなっただけですよ。

おっさん お前も海外暮らしやんけ。  自分で考えろよ! 

西川氏 はいはい、そうでしたね。 では最後に、代理で 勤続10年の表彰 を受けてきましたので、 これ、お渡ししておきますね。

おっさん ああ、表彰状かいな。 おおきに、おおきに。 で、 金一封はどこや? 

西川氏 さあ〜、そんなものは頂いてませんけども。

おっさん けども、何やねん!

西川氏 いや、頂いたような気もするし、う〜ん。 いずれにせよ、 そんな何十万、いや何百万秒も前のことは忘れました。 それでは、さようならー! また10日後にー!

おっさん まてぇー! 逃げるなー!  おい、お前〜、ポケットでチャリチャリいうとるやんけー! 金持っとるやんけー! 待てぇー!

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